流山児祥オフィシャルブログ『祥 MUST GO ON!』

公演情報
楽塾創立20周年記念公演
『すももももももモモのうち』


【作】佃典彦
【演出】流山児祥
【出演】
〈楽塾〉
いそちゆき 河内千春 川本かず子 桐原三枝 阪口美由紀 佐野眞一 関口有子 高野あっこ 辻洋子 内藤美津枝 二階堂まり 西川みち子 平山郁子 みかわななえ 村田泉 めぐろあや
〈流山児★事務所〉
流山児祥 柏倉太郎 山下直哉 森諒介 星美咲 橋口佳奈 竹本優希

【日程】
2017年5月3日(水・祝)〜6日(土)

【会場】座・高円寺2(東京都)

【チケット】
指定席(一般) 3,500円ほか
3月3日(金)より発売

【お問合わせ】
流山児★事務所
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com


だいこん・珍奇なゴドー
だいこん・珍奇なゴドー



【作】戌井昭人
【演出】流山児祥
【音楽】栗木健
【振付】北村真実
【出演】
塩野谷正幸、佃典彦、伊藤弘子、月船さらら、山崎薫、栗原茂、谷宗和、大久保鷹、土井通肇
佐藤華子、里美和彦、冨澤力、柏倉太郎、平野直美、星美咲、橋口佳奈
演奏/栗木健、諏訪創

【日程】
2017年3月15日(水)〜22日(水)

【会場】ザ・スズナリ(東京都)

【チケット】
指定席(一般) 4,000円

公演詳細はこちら
流山児★事務所
2017年度新人募集
《二次募集》
劇団で活動することに興味がある人を募集します。

【募集人員】
6名 (俳優・スタッフ・制作)
18歳以上35歳未満。
国籍不問。心身ともに健康な男女

【第一次審査:書類選考】
以下を流山児★事務所まで郵送してください。
(1)履歴書(連絡のつく電話番号とメールアドレスを記載のこと)
(2)写真1点(バストアップ)
(3)作文「流山児★事務所に入団してやりたいこと」(400字程度)
応募〆切:2017年4月5日(水)必着

【第二次審査:実技・面接】
書類選考通過者のみ、連絡いたします。
審査日:2017年4月8日(土)午前
※実技審査料3,000円は当日持参のこと。
※スタッフ・制作は面接のみ(無料)です。

【入団後の活動】
流山児★事務所の活動に準じていただきます。
優秀な新人は劇団公演、海外公演などに参加できます。

【入団後の費用】
(1)入団金:50,000円
(2)研修費+稽古場維持費:月額10,000円(月納)
※入団1年後には稽古場維持費:月額5,000円のみとなります。

【お問合せ・応募先】
流山児★事務所 新人募集係
〒162-0045 東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com
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『花札伝綺』エジンバラ公演2日目。
昨日の日曜日より街にヒトが少なくなっている。オリンピックファイナルで盛り上って、まだみんな寝ているよ、と言う声が。月曜日は「休演」も多い。
昨日より今日のほうが客を呼ぶのは大変だよと劇場スタッフが昨日帰るとき言ってたっけ。
ま、やるしかない!
いつものように11時半集合。メイク衣装を着けてパレードしながらべニューまで「情宣」、劇場前でも30分ちかく声をからしての宣伝活動である。
いつものように、セッティング。昨日よりスムーズ。
観客が入ってきた!昨日よりもちろん少ないがこれまた「予想を超える」観客もみなさんが。
ひょっとして10人ぐらいだったらどーしよう?というのは杞憂であった。40人近い人。エジンバラの奇跡?!は、まだ続いているのである。
地道に宣伝、きっちり芝居!この原点をやれば必ず面白い芝居はヒトが来る!と信じてここまでやってきたのだから。五輪ということでSCOTSMANの「劇評」もFRINGE関係はなし。SCOTの「エレクトラ」の劇評が掲載されている。11(土)初日だったのに3日後!明日は終演である。星4つ「世界は病院である」。ポーランドの「マクベス」が絶賛されている。「息もつけないほどの衝撃作」GRZEGORZ JARZYNA演出。ぜひ、観たいものである。
・・・・・・・・
いつものように、15時半宿舎でだめだし。稽古。
17時前に解散。街に散ってゆく。
夜はポーランドチームの「MACBETH−WHO IS THAT BLOODIED MA?」Pawer SZKOTAK:演出 TEATR BIURO PODROZY劇団(エジンバラ大学で上演されている竹馬を使ったスペクタクル,イランやエジプトの演劇祭で10年前にあったチーム)を観る予定。わたしはオーストラリアのCW PRODUCTIONの「THE MADNESS OF KING LEAR]とNYのINFINITY REPERTORY THATERのミュージカル:「MOD」の3本のはしごとなる。全員そんな感じで≪世界≫の芝居を観まくっている。

さて、明日こそである。そのためにも、地道に、誠実に、あと5日間ぐわんばりまっせ。わたしたちは元気です。明日がある。


かくして『花札伝綺』エジンバラ公演12(日)初日!
11時半すぎ宿舎出発。メイク衣装をつけてべニューまで移動。
べニューの入り口でも大宣伝。
日曜日ということで普段の5分の1ほどの人出。本当にすくない、といっても、ま、凄いヒトの群れではあるのだけど。昨日おとといと週末だったので、少なく感じるのは、平日のイジョーな混雑ぶりのせい。
フリンジ初日は観客は一ケタ、あるいはひとりも来ないこともあるので、覚悟しておいてと、ずーっと言われていたので「情宣」やりながらも、みんなどきどきものだった。おまけに日曜日の12時55分開演である。
12時40分舞台準備開始リハーサルどおりきっちり完了。客が入ってきた、予想を超えてどんどん入場してくる。ほぼ半分の席が埋まった!エジンバラの奇跡が起こったのである。50人近い観客!!この2日間の情宣はやはり「効いた」のである。3000作品、20000人の芸人の中からわざわざ『花札伝綺』を選んでみてくれるヒトに大感謝である。劇場スタッフのみなさんも驚いて喜んでくれている。

開演するや笑いが起こり、ソロの歌もキチンと拍手のミュージカルアイテム。1時間15分一気に走り終えた。暖かい拍手。CDも5枚売れた。
かくして、好調にエジンバラフリンジの初日を終えた。わたしも楽しく、歌い芝居した。英語のせりふなのだが途中で日本語でアドリブ入れたら「必死」に字幕を観ようとする客に一瞬笑いそうになったが・・・・。
15分でキチンとバラシ終え、掃除。
再び、情宣しつつ宿舎へ。
メイクをおとし、地下にあるミーティングルームでだめだし&稽古。
・・・・・・・・・・
稽古を終えて、2階の男子部屋のキッチンで「初日」乾杯。あっという間にビールがなくなってゆく。イワヲの焼いてくれるステーキの美味しさに舌鼓。

その後、全員、夜はおのおのの選んだ作品を観に街へとくりだした。
今日からエジンバラの日常が始まる。といってもあと6日だけ。次はニューヨーク。1999年の海外ツアーから参加しているサボ、弘子と「10年前に来ときゃよかったか?」「いや、これでいいんですよ」と納得。楽しき12年間の海外公演経験が本当に役者を鍛えてくれる。去年のインドネシアに続いて新人の莉菜はホントにあっという間に素敵な女優に育っている。これである。
・・・・・・・
さて、明日も奇跡が起こるか?連日わくわくどきどきのエジンバラである。それにしても綺麗な街である。
かくしてロンドン五輪は終わったが、エジンバラフリンジはこれからがまさに本番、27日まで盛り上がりっぱなし!!
エジンバラ3日目。
昨日は大情宣デー。
fringeのメインストリートを20人のメンバーが練り歩く。
このパレード情宣で動員の成否が決まる?ともいわれている。すこぶる評判がいい。
約2時間。明日のオープニング!なんとかお客さんに来てもらいたいものである。
ニューヨーク公演のほうの「情宣」はうまくいっている?よう。
今年は「ユーリンタウン」に続いて「ミュージカルの年!」の前評判の一角に『花札伝綺』が!ブレヒトの三文オペラのテラヤマ版、ということで注目を集めているらしい?ま、これも行ってみなきゃわからないけどね。ブロードウエイねえ?なにそれ。
・・・・・・・・
夜はエジンバラ演劇祭、オープニング演目、SCOTの「オレステスを待ちながら〜エレクトラ〜」をキングス・シアターで劇団員総勢で観劇。

劇場空間を変える「装置」、高田みどりさんのパーカッション。鈴木忠志らしい演出。見事なまでに、ニンゲンを見る目、描く目は40年間変わっていない。実に馬鹿馬鹿しく、実に愚かで、暗く、無様なニンゲン存在・・・・・それを「世界は病院である」という「劇構造」でシンプルに見せている。韓国の役者が2人?エレクトラを演じる女優、5人のエレクトラの車椅子にのった影のコロス、わたしは全編笑っていたが劇場は前半こそ笑いが少し起こったが・・・たぶん、おゲージュツ?と「誤解」しているらしく・・・・・・であった。
終演後、新国立劇場で「シラノ」で20年ぶりに再会以来、久しぶりに忠さんに挨拶。すこぶる元気そうであった。明日は帰国するらしい。つくづく、「時の流れ」を感じた一夜であった。42年前、21歳で早稲田小劇場で研究生になって出会ったときと同じ・・ヒトは変わらないイキモノである。ま、ここまでくればそれでいい。アングラとは、その「ヒトの生きざま」とは言い得て妙。何も持たない自由、何でもやれる自由、どこへでも行ける自由。
・・・・・・・・・
ビール1本、ワイン1杯で早めに就寝。

12(日)朝7時起床。
トースト、イワヲのつくった野菜スープ、これがうまい。コーヒー。
横のホテルの前でタバコをすっていたらSCOTの役者さんたちも。韓国の役者のSさん、Tさんらと立ち話。ぜひ『花札伝綺』観に来てほしいものである。

日曜日らしく、人手が少ない。街全体が静かである。

わくわくどきどきの『花札伝綺』海外公演本日12(日)12:55pm「初日」である。
ADAM HOUSE CHAMBER STREET @C-VENUE34 にふらりとおいでください。
決して「只」じゃ帰さない!
元気にエジンバラ1日目。
お昼過ぎに集合、作戦会議。が今回はわたしが中心ではない。イワヲ、サボ、畝部らを中心にしていろんなことを決定してゆく。2000年の『狂人教育』メンバーが今の流山児★事務所の中軸なのである。かれらは入団してほぼ15年以上。年に1度の海外、地方公演にほぼ全て参加している。確実に流山児★事務所は「世代交代」を推し進めている。これでいい。
まず、ポスター、チラシ貼り。
3000の演目!、20000人!のパフォーマー(舞台芸術家)が「世界」から集まる演劇祭。ホントどいつもこいつも、役者か芸人?である。それにしても、感動することは、この祭りを、このパフォーマンスを支えるエジンバラの人々、イギリスの人々、いや、全世界からやってきている何百万人という「芝居」好きの「観客」のすごさである!
おいおい、ほんとに、こんなに演っているのに、俺たちの芝居、ほんとに客が来てくれるの?というのが実感。エドモントンも200のべニュー、3000人のパフォーマー1日5万人の観客、北米一の演劇祭!ということで驚いたが、ここはその10倍!ま、私たちのやる劇場C=34も30作品が上演される。C-34には4つの劇場があって1日7演目!が上演されている。10時、13時、14時半、16時半、18時半、20時半、22時半って感じで上演されているのである。カナダのエドモントンは24時っていうのもあったっけ・・・。
ま、やるしかない。fringeのメインストリートはすごい人でごった返している。「眠らない街」とはこのこと、夜11時前には花火が何発も打ち上げられる
あっちこっちでビラをまき、ポスターを貼るが、とにかく、こんなもんじゃ・・・・?である。
で、14時C-VENUE34#6で「THIS WAY UP]という芝居を見る。せりはよくわからないがベタな恋愛ドラマ、段ボールを使い歌とアコースティック音楽をつかっている。ま、最後にデビッドボウイが流れたけど。客席は100席あまり。15人ぐらいの入り。私たちが20人入ったので一挙に35人!かれらは10日目ということか。こりゃ大変だ。それでも、俺たちも、やることはやりましょう。
で、19時50分C−TOOというキャッスルの横にあるべニューでミュージカル「スイニートッド」を見る。1時間20分の短縮版、流石に「満席」・・・リンカーン・カンパニーというUKの集団。ソンドハイムの曲の難しさ。それにしても芝居下手。
・・・・・・・
夜は深夜23時過ぎから午前3時半まで深夜のテクニカル・リハーサル。19時、宿舎でメイク開始、21時出発、劇場の工場でセットの作業開始。
先月からこっちにきている清水宏がテクリハの終わりごろ、上下黄色のジャージでやってきた。
去年に続いてエジンバラ2年目。たった一人でスタンダップ・コメディをやっている。えらい芸人である!
予定通り深夜3時半終了。
深夜だというのに1階のカフェは超混雑!で大音響で演奏、踊っているよ。
いたるところのナイトクラブ、カフェ、ジャズハウスが営業中。「眠らない街」である。
・・・・・・・・・・・
シャワーを浴び、ビールを飲んで流石にバタンキューであった。

朝起きるとキッチンでいいにおい。木暮がタイのお米を炊き、野菜いため。温野菜。ちょっと食ってみるとこれが以外に美味い。いつものようにトースト1枚、コーヒー、トマトとりんごの朝食。といってももうお昼である。今日は16時から「情宣」パレード。19時すぎSCOTの芝居観劇。

やれることはやる!それも、これも人生哉。
楽しきわれらが旅である。

うわーお、凄い!!アメリカのウオールストリート・ジャーナルに『花札伝綺』の写真!!が。NY fringeの記事の写真である!やったぜ。

10時前に成田をたってフランクフルト経由、エジンバラ無事入国。
アムステルダム経由でやってきた今回のプロモーターでもある伸子さんと合流。
総勢20人、全員無事にエジンバラへ。めちゃくちゃ綺麗な街である。エジンバラ城!ほんとにまるで「絵に描いたような西洋」の街!!莉菜がデザインが、街のデザインが!と興奮している。そーか、彼女は女優になる前はデザイナーの学校にいたんだったけ。アップダウンがあって小高い森があって、まさにシェイクスピア劇に出てくるような世界が眼前に広がっている。
世界最大の演劇祭である。町の至るとこがべニュー(劇場)である。街のいたるところにパフォーマーがいる!まず、全員でドミトリーへ直行。ここがエジンバラ芸術大学の横。ここにもべニューがある。C−VENUE50.みゅーじかるをいっぱいやっている。男たち10人で2階の一角に。キッチンもある。
その後、私たちの使う劇場へ。メインストリートにあるcーVENUE34、3つの劇場がある素敵な劇場である。
わたしたちは#3。畝部のデザインした『花札伝綺』のポスターが貼られている。評判がすこぶるいいらしい。
・・・・・・・・・
時差8時間。12時間飛行機の中、靴下ぬいどきゃよかったのにそのままだったから・・・シャワー浴びていて気づいたのだが、足がパンパンにむくんでいる。でもって、いま俺たちはグリニッジ標準時の場所にいるのである。
・・・・・・・・・
みんなは夜の街に繰り出したがさすがに疲労困憊、早めに寝る。というか、昨日から「1日中寝ている」感じ。機内でも映画は「奇跡の旅」というディズニー映画を見ただけ。これが犬2匹と猫が主人を求めて冒険の旅に出るというヤツ。なんとなく観てしまった。「アベンジャー」も観ずじまい。ま、みんな口をあわせて「つまらない」の大合唱であった。
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8時過ぎ起床。やっとネットがつながる環境になる。でもって、『花札伝綺』海外ツアー用に強制的に「フェイスブック」デビューさせられる。よろしく。
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サンドイッチとりんごジュース、トマト、」コーヒーの朝食。
日本時間は14時。
なでしこジャパンはアメリカに負けたとのこと。李韓国大統領竹島電撃訪問。消費増税法案成立。ほんとうに、おれたちがいなくなると、いろんなことが起こる?9・11、イラク戦争これらを私たちは海外ツアー中に体験している。
さて、今日は、お昼から全員で「必死」の情宣活動開始!である。
ポスター&チラシもっていざ、街へ!である。
みんな、元気です。わくわくする、これって、学園祭の気分?
え、鈴木忠志さんらSCOTもエジンバラ演劇祭に来ているよ!!もちろん、インターナショナル!で。ここいらが俺と忠さんの違い。生き方の違いである。昨日も「リア王」を2人芝居でやっている俳優からオーストラリアで鈴木メソッドを習ったっていうヤツもいたし。世界は広いようで狭い、こんな街で忠さんたちと一緒に芝居をしているなんて・・・ね。
1夜限りの『花札伝綺』プレビュー壮行公演。
朝から準備、エジンバラ同様のテクリハを粛々とやっていく。
エジンバラのプロモートを手伝ってくれている田中伸子さんも早稲田に。
13時から16時迄3時間、明かり、音響スタッフ向けの場当たり。
キチンと終えて、メイク、スタンバイ。
18時過ぎお客さんが続々と2000円+壮行カンパ、嬉しい限り。全国から劇団のファンの皆さんが、熊本からも。オリジナルTシャツ、サウンドトラック・全曲入りCDも販売!予想を遥かに超えたカンパに全員感謝。
江森さん、吉原さん、裕作さん、新野さんといった皆さんに加えてStudiolifeの倉田さん、河内さんの顔も。
超満員札止め!の中で仕込み15分、上演75分、バラシ15分のお客さんと一緒の「熱い」105分!!であった。
去年の3月誕生した『花札伝綺』はインドネシア2都市公演、甲府:善光寺、目黒:円融寺での公演を「体験」して見事に「深化」した。75分に短縮した分、より濃密な作品に出来上がっている・・・と思う(なぜなら私も出演者の一人だからである。)
私の場面はお客さんが「すこし和む」シーンになればいい。
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終演後、観客の皆さんと軽い呑み会。
倉田さん、河内さんにエジンバラフリンジの情報を。なんでも、エジンバラは3週間上演するのがベストらしい。最初の1週間はほとんど客は来ない、で、プレスに劇評が載れば、2週目から客が入り出し、3週目では爆発、SOLDOUTになるらしい。じゃ、ダメじゃん!わたしたちは1週間7ステージのみである。行ったらすぐ、プレスに行くこと!ま、ぐわんばるしかない。
裕作さんと馬場で呑む。『イロシマ』と『花札伝綺』の全国展開!を裕作さんは考えていて、オモシロイ、仰天企画も・・・・やりましょう!と応える。そんな、私たちの会話を聞いているお店のママさんが「私のアニも文学座にいたんですよ。」と、・・・・これまた、オモシロイママさん。
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7(火)朝10時から9月リーディング『チャンバラ』初稽古兼キャスティング。
メインの歌2曲も諏訪創が間に合わせてくれた。感謝。
1か月後、稽古初日には立って「荒通し」やります!と宣言して稽古を終える。
12時から『花札伝綺』荷物の積み込み。15時から劇団総会。
『地球☆空洞説』のチラシもどっと!事務所の一部屋埋めるぐらいやってきた!
9月16(日)前売り予約開始です!
わたしは病院へ行って風邪薬、胃腸薬、喉のトロ―チ、持病の心臓の薬1っヶ月分をもらいに、でもって、若手演出家コンクール第1次DVD審査、あと2本!今夜中に。
明日は「宇宙兄弟」の為の「特別収録」申し訳ない。かくして明後日はエジンバラに向けて出発!大忙しのこの2、3日である。

名古屋の劇団オイスターズの平塚直隆君の「トラックメロウ」を座・高円寺でみる。日本劇作家協会新人戯曲賞をあおきりみかんの鹿目由紀と同時受賞した作品。
相変わらずの平塚World。シンプルにできている。セットはナシ、脚立とパイプ椅子のみ。
来年の夏、平塚君の「新作」書き下ろしを小林七緒:演出で上演することを決めている。
名古屋から来た木村繁さん、新潟から観に来ている井上ほーりん君、平塚君と高円寺のガード下の焼き豚屋で黒マッコリを飲む。途中で韓国公演(オイスターズは「トラックメロウ」を持ってゆく。)の翻訳をやってくれるミョンファとオイスターズの女優さんも加わって遅くまでの酒宴。
・・・・・・・・
6(月)、朝仕込みの時間、凄い雨となる。
なんてこった!
致し方ない、元気にやろうぜ!
13時から場当たり、明かり合わせ。
本日、1夜限りの『花札伝綺』プレビュー公演の「幕」が開きます。
Space早稲田でお待ちしています!!
インドネシアの劇評が「いくつか」送られてきた。いや・・・面白い。

こうやって読むと絶賛好評のインドネシア公演である。帰国してから新聞やWEBやテレビの劇評を読むと本当に世界にはさまざまな芸術家:ヒトビトがいることを実感する。まるで日本の劇評のスタイルとも違うし。が、わかりやすい。以下、抜粋して掲載する。

全文は近々、劇団のhttp://www.ryuzanji.comにアップします。

・・・・・・・・・・
(前略)
白塗りの、日本の新聞(ニュース)を張り付けた衣装を身にまとった、俳優たちが、観客席から登場し、『花札伝綺』の舞台が始まった。
俳優の一人が観客に話し始めると、俳優たちは思い思いの行動を起こす。
突然、音楽が流れ始ると、彼らは舞台上で完全に「ひとつになった」。
音楽は実に多彩で、それぞれ違ったスタイルのダンスや歌が全編を彩る。
随所にインドネシア語を挿んで(その度に大いに受けていた)いたが、台詞はすべて日本語(インドネシア語の字幕上演)であったが観客は十分理解していた。(後略)

(JOGJA NEWS.COM)

・・・・・・・・・
(前略)
音楽劇「花札伝綺」は、すでに死亡している葬儀社の家族を中心に展開。
ただ、一人、歌留多だけは、まだ生きている。歌留多はまだ生きていて、墓場の鬼太郎に恋をする。そして遂には、「花札伝綺」の物語は、“生きている世界”と“死んでいる世界”の間での鬼ごっことなっていく。(中略)(後略)

(JOGJA NEWS.COM) 

・・・・・・・・・
(前略)
日本の現代演劇の先駆的(アンダーグラウンド)劇団である流山児★事務所が、先日、「初」のジョグジャカルタ公演をした。そこは流山児★事務所の芸術家達の魅力的な踊りと歌でうめつくされた。

(中略)
流山児★事務所は、「死の世界」を表現したが、それは荒涼とした世界ではない。
身体表現や、台詞は大いに笑えるし、ユーモアとエネルギーに満ちあふれた喜劇でもある。
彼らはジョグジャカルタのTembi Rumah Budayaにそんな素敵な劇をもってきてくれた訪問者(遠来の客)であった。彼らもジョグジャカルタの観客の反応に満足し、感謝していると語っている。それは、私たちが東京(の観客)よりも、高い芸術鑑賞眼を持っているといえよう。
「後略」

(Metro tv news)

・・・・・・・
(前略)

全ての目は、彼女(小町)を見ると、その美しさに魅了されてしまう。
この、三島由紀夫作の「卒塔婆小町」公演は、日本の劇団流山児★事務所によって、7月17日日曜日に、Tembi Rumah Budayaで上演された。流山児祥と北村真実演出によるこの作品は、先日7月15日から始まった、Apresiasi Tari Tembiのフェステバルの最終日の公演となった。

(中略)

冒頭の百夜通いのシーンの後、作家:三島由紀夫の切腹シーンがあった。
この自殺行為は、古典的な日本の演劇の形式(能)を忘れ去ってしまう新しい世代への失望、そして現代演劇の形態につながる「象徴」に見える効果があった。

ある観客は私にこう感想を告げた。

「この公演での、気持のいい流れによって、劇の虜になった。
演者たちの表現は、とっても興味深かった。
すべての観客が「日本語」を理解しているわけではないのです。
だけど、観客は演者たちの動きから「物語」を理解することができた。
このことは、想像力やその他の印象を高める可能性を持っています。
それどころか、会話のシーンでもこの現象は起きたのです。
今まで見た劇の中で最大の衝撃を受けた。」

わたしたちは『卒塔婆小町』の虜になったのである。

(KEDAURATUN RAKYAT)

「世界」からいろんな「反応」が伝わってくる。
甲府の善光寺公演でも様々な反応が伝わってくることだろう。
『花札伝綺』も『卒塔婆小町』もこれからどんどん観客の目に育てられて進化・深化してゆく。

台風の影響で、成田空港に着陸を試みるも無理で、成田上空で何十分も待機なんとか着陸。12日ぶりに19(火)午前、劇団員・スタッフ総勢27人「全員」無事帰国しました。なでしこジャパンが横のウイングに到着ということで早朝だというのにすごい報道陣の群れ。
それにしても、ワールドカップ優勝!!というのは凄い!
ま、俺たちもある意味「現代演劇」とりわけ「テラヤマ演劇」のインドネシア初上演!という歴史的快挙(三島由紀夫の『卒塔婆小町』はインドネシアで数多く上演されている。もちろんダンステアトルの『卒塔婆小町』など、もちろん、ない!)を成し遂げたのであるから「凄い!」かもしれない。
・・・・・
17(日)以降の簡単なメモ。

地元の新聞に『花札伝綺』の記事、様々な報道がなされているとのこと。テレビのニュースにも。

粛々と『卒塔婆小町』のゲネプロ。

20時ダンス・テアトル『卒塔婆小町』・・・トップ・シーンから超満員の観客が食い入るように見てくれる。客席は野外だが、この「伽藍の劇空間」のために1か月稽古してきた成果が見事に結実した舞台となった。上演時間1時間5分。うねるような超満員の観客の歓声と拍手。ジョグジャカルタでRYUZANJI COMPANYのSOTOBA−KOMACHIは世界のどこにもない作品となった。

その後、TEMBI 文化センターの皆さんから流山児★事務所のメンバー全員に花束とプレゼントの贈呈。で、野外劇場に移動。TEMBIダンスカンパニーの新作danceを見る。野外劇場の裏手にある田んぼと小屋を使った風船が舞うトップシーン。子供の分身たちが野外劇場で風船を持って踊りだす。やがてTEMBIのメンバー3人も加わって・・・・・・という牧歌的でメルヘンタッチの小品。それにしても彼女らの身体能力の高さには驚かされる。

で、閉会式。この15日(金)〜17(日)コラボレーションフェスティバルに集まった5劇団、ダンスグループのめんばー紹介。花束贈呈。全員で踊り散会。

深夜、バラシ、GARASIのメンバー、劇場スタッフと一緒に朝まで伽藍劇場で呑む。この5日間でほんとにベスト・フレンドになった。イケメンのクール(仕事熱心・頭脳明晰)で熱い、それにしても、いいヤツばかり。
・・・・・・・・
18(月)早朝7時、全員バスに乗って世界遺産=ボロブドゥール遺跡へ。
凄い!の一言。いや、疲れたけどね。

そのまま、ジョグジャカルタ空港へ。
ジャカルタからヤヌーもやってきた。
ツアー中、本当にお世話になったGARASIンのテオ君ともさよなら。再会を約して・・・・別れる。
1時間遅れでジャカルタへ。

22時近く東京に向けて飛行機は飛んだ。空路7時間。機内で1回見ている作品だが西部劇『3時10分、決断の時』を観て寝る。
・・・・・・・
19(月)9時過ぎ成田で荷物積み込み。
ROMIさんの1本締めで散会。
早稲田へ向かうチームと別れ帰宅・・・・スーパーへ行ってビールと刺身を買ってきて乾杯、キューバタンで寝る。
・・・・・・
『花札伝綺』『卒塔婆小町』のインドネシア公演は楽しい出来事の連続だった。世界中には様々な演劇人がいて、演劇を愛する人がいる。
今回、コーディネイターに徹して、インドネシア公演を成功に導いてくれた劇団員の横須賀智美に感謝、ほんとうにありがとう。

『花札伝綺』は甲府公演に向けて稽古再開!30(土)・31(日):甲府・善光寺、8月6(土)目黒:円融寺へぜひご来場ください!物凄い作品に進化しています。お寺で待ってます!!
・・・・・
夜のTVニュースで原田芳雄さんの突然の訃報を知る。
愕然、何年か前、逢った時はあんなに元気だったのに。芝居に出てもらいたくて一度自宅に電話したことがある。そのとき「40年前、『はんらん狂騒曲』上演の時、流山児がつぶしに来た時、俺舞台やめたんだぞ」と言われたっけ。様々な現場で出会った芳雄さんは常にかっこよかった。『反逆のメロディ』以来わたしは原田映画の大ファンだった、100本近くの出演映画のほとんどを見ている!歌も好きだった。71歳、それにしても早すぎる死である。お疲れ様でした。合掌。
・・・・・・
20(火)台風の影響か曇り時々、雨のトーキョーである。蒸し暑いインドネシアとは全く違う暑さである。
台風が日本に向かっているという。
・・・・・
朝早くからワークショップの『花札伝綺』チーム。
ちょくちょく観るとこれが天才的な役者・ダンサーたち一度教えると、あっという間に覚えてゆく。即興がインドネシア演劇の基本というのもうなずける、子供のころから培った芸能的身体というものがこの国のヒトタチに宿っている。上田和弘の殺陣というか剣術の基本をすぐマスターした。
また、歌舞伎の所作、歩行、すり足、ロッポーなどを組合わせてサボらしいギャグを交えた作品に仕上がっていった。

『卒塔婆小町』はお昼過ぎから舞台チェック、ストレッチ。
百夜通いの動きをチェック。
バンドゥン公演以来1週間ぶりなのでもう一度わたしたちの集団のドラマとしての『卒塔婆小町』のテキストについて役者たちと話す。答えはすべて出ているパズルを解いてゆく面白さ、生と死と再生が何度も繰り返される輪廻転生のものがたり、その根元に「ある」愛とエロス。
ご無沙汰ばかり・・・としゃべるときの・・心地よさ・・・・微笑ではじまり微笑で終わらせてください・・・と、なんとか「野外」でもナマ声で伝えたいので明日の本番には大声を・・・と。

夜20時、明かり合わせ開始。
21時過ぎ,明かり合わせを中断してジョグジャカルタの演劇人とのコラボレーションワークショップ発表会を全員で見学。20分あまりの良く出来た小品。超満員の客から大きな拍手と喚声。『花札伝綺』チームお疲れ様。テオがかっこいい。是非、日本に呼びたい冷静で明晰な頭脳と高い身体能力を持った俳優である。
再開、23時まできっちり。

明かり合わせしながら気づいたのだが、この伽藍劇場は『卒塔婆小町』仕様と呼ぶべき劇空間である。真ん中のシャンデリアはどう見ても鹿鳴館時代のものである?  
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例によってビール小瓶1本BARで。バンドゥンから汽車で10時間も掛けてこの芝居をもう一度見に来てくれた若者のグループから地元のさとうきびで作られた酒?をもらう。焼酎よりきついがさすがに美味い。そういえばこれだけ焼酎を飲んでない日は珍しい。『盟三五大切』のイラン公演のときはさすがにイスラム国家ということで一滴の酒も飲めなかった。ま、これもカラダにはいいか?
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『花札伝綺』チームはノンストップのヘビーな強行軍だったが、今日は1日オフ。
ジョグジャカルタ市内に買い物に。
『卒塔婆小町』チームは直射日光を避け、14時から稽古。
16時過ぎからゲネプロ。20時本番。インドネシア公演、千穐楽である!!で、閉会式。

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それにしても石の舞台は大変。
半端な疲労ではないと役者たち。おまけに照明が全てパーライトで、おまけに近いので熱い!あっという間に玉のような汗、『花札伝綺』チーム曰く「プールの中で芝居やっているようだった!」
『卒塔婆小町』は全員裸足、飛んだり跳ねたり、リフト、ちょっとした油断も許されない。
完璧を目指して、そしていまだ完成しない、未成の舞台、それがレパートリー・シアターである。
海外の演劇祭や国内の寺や神社を周ることによってこの2作品はどんどん、深化・進化してゆくことを確信している。