流山児祥オフィシャルブログ『祥 MUST GO ON!』

公演情報
楽塾創立20周年記念公演
『すももももももモモのうち』


【作】佃典彦
【演出】流山児祥
【出演】
〈楽塾〉
いそちゆき 河内千春 川本かず子 桐原三枝 阪口美由紀 佐野眞一 関口有子 高野あっこ 辻洋子 内藤美津枝 二階堂まり 西川みち子 平山郁子 みかわななえ 村田泉 めぐろあや
〈流山児★事務所〉
流山児祥 柏倉太郎 山下直哉 森諒介 星美咲 橋口佳奈 竹本優希

【日程】
2017年5月3日(水・祝)〜6日(土)

【会場】座・高円寺2(東京都)

【チケット】
指定席(一般) 3,500円ほか
3月3日(金)より発売

【お問合わせ】
流山児★事務所
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com


だいこん・珍奇なゴドー
だいこん・珍奇なゴドー



【作】戌井昭人
【演出】流山児祥
【音楽】栗木健
【振付】北村真実
【出演】
塩野谷正幸、佃典彦、伊藤弘子、月船さらら、山崎薫、栗原茂、谷宗和、大久保鷹、土井通肇
佐藤華子、里美和彦、冨澤力、柏倉太郎、平野直美、星美咲、橋口佳奈
演奏/栗木健、諏訪創

【日程】
2017年3月15日(水)〜22日(水)

【会場】ザ・スズナリ(東京都)

【チケット】
指定席(一般) 4,000円

公演詳細はこちら
流山児★事務所
2017年度新人募集
《二次募集》
劇団で活動することに興味がある人を募集します。

【募集人員】
6名 (俳優・スタッフ・制作)
18歳以上35歳未満。
国籍不問。心身ともに健康な男女

【第一次審査:書類選考】
以下を流山児★事務所まで郵送してください。
(1)履歴書(連絡のつく電話番号とメールアドレスを記載のこと)
(2)写真1点(バストアップ)
(3)作文「流山児★事務所に入団してやりたいこと」(400字程度)
応募〆切:2017年4月5日(水)必着

【第二次審査:実技・面接】
書類選考通過者のみ、連絡いたします。
審査日:2017年4月8日(土)午前
※実技審査料3,000円は当日持参のこと。
※スタッフ・制作は面接のみ(無料)です。

【入団後の活動】
流山児★事務所の活動に準じていただきます。
優秀な新人は劇団公演、海外公演などに参加できます。

【入団後の費用】
(1)入団金:50,000円
(2)研修費+稽古場維持費:月額10,000円(月納)
※入団1年後には稽古場維持費:月額5,000円のみとなります。

【お問合せ・応募先】
流山児★事務所 新人募集係
〒162-0045 東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com
CD/DVDを買う
続オールド・バンチ〜復讐のヒットパレード!〜 DVD

続々オールド・バンチ〜カルメン戦場に帰る〜 DVD
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BY 高取英(月蝕歌劇団主宰劇作・演出家)

「西遊記」子供のとき、好きだった。東映アニメも夢中で見ていたな。流山児事務所の「西遊記」を見た。天野天街 脚本 演出。始まる前に天野氏に聞いた。金角 銀角は、出るの?ほんの少し、芭蕉扇は?出ます、馬は?それをいうとー
それで見た。楽しい芝居だった。

金角 銀角は、出るの?ほんの少し、芭蕉扇は?出ます、馬は?それをいうとー
芭蕉扇を使う伊藤弘子がよかった。最初、釈迦で流山児さんが出てくるが、孫悟空が殴り殺す。その後、伊藤弘子が釈迦といって出てくる。これがよい。
金角 銀角は、出るの?ほんの少し、芭蕉扇は?出ます、馬は?それをいうとー

V銀太の三蔵法師は、また、殺したのか?と何度も出てくる。ほとんど裸で。三蔵法師を食べると永遠の命を手にいれられる。だから、妖怪が襲う。その肉を食べた流山児さんが若返りリーゼントで出てきたのは笑った。イワヲは、沙悟浄だが、一角との二役で走り回る。

金角 銀角は、出るの?ほんの少し、芭蕉扇は?出ます、馬は?それをいうとー
天野演出は、リピートの繰り返し、ほとんどビョーキ。ナンセンスを狙う。で、客は、笑う。楽しい芝居だ。PANTA氏が特別ゲストで、真ん中で歌った。

「西遊記」はいつか、やってみたい。前からそう思っている。果たしてやる日がくるのだろうか。
金角 銀角は?もういいか(笑)

注 。ここで、リフレインしているのは、天野演劇がリフレインするから。
2015-10-29 21:01 この記事だけ表示
様々なる「劇評」BYバードランド

流山児★事務所の『西遊記』(天野天街作・演出)を見る。これは読む『西遊記』、あるいは言葉によって連想する『西遊記』といえばよいのだろうか。読むことや聞くことで『西遊記』の場面を頭のなかに浮かべると、それがそのまま舞台に現出するように展開する。

だから、同じ章を読むことによって、舞台では、同じ場面がくり返されたり、あるいは、別の人がその章を読むことで、さらにその場面が雰囲気を変えてくり返されていく。それゆえ、ときには同じ登場人物が増殖して登場したり、特定の人物の印象が薄かったりする。『西遊記』の読者論のようで面白い。

天野版『西遊記』は、開演前の注意事項をアナウンスしてる途中で、ある言葉から誘発されて、自動的に物語が始まってしまう。物語は寸断されたり、反復したり、脱線したりをくり返しながら進行していくが、開演前のアナウンスを終える前に、終結してしまう。
2015-10-28 11:11 この記事だけ表示
BY「コリッチ舞台芸術」 tottory

 天野天街(少年王者舘)氏の発案した演出技法は数知れないと言う(地元名古屋出身者からの伝聞)。台詞尻を重ねて元に戻ってくるループ、そのリフレインが活用形として変化し、少しずつしか物語が進まない。と、意表を突いた振り出し戻り(双六かっ!)。

 毎度変わらず小気味良い映像・音響を活用した転換、群舞・・これらの表現様式に取り憑かれこれによってしか演劇を紡げないループに自ら陥ったかのような天野天街という人(勝手に言ってすみません)は、様式という「制約」の下、険しい山を登るように物語を織り上げる。度重なる素っ頓狂なリフレインは、あたかも、芝居を背後から動かす「語り部」が吃音者になったかのようで、おかしみが漂う。遊びも多々あった。中盤の極めつけの「遊び」には、腹が痛くて声が出ない程。おかしな事が、それこそリフレインでm延々と続くので「笑いおさめ」の声が出せないのだ。

 この様式は俳優にも多大なエネルギーと力量を要求する。活動拠点である少年王者館の俳優の完成度に比べ、ナチュラル演技に寄った分「精度」は落ちるとは言え流山児俳優それぞれの持ち味を発揮して遜色なかった(頑張りが見え、それが効奏していた)。

 天野天街の「遊び」が続いた最後に、ナチュラルな芝居で気持ちよくまとめる事も可能かと思われるところ、天野的「遊び」は最後まで貫徹される。そのため、観劇の最後には得たいドラマ的なお土産は、持ち帰りそびれる、というのも特徴かも知れない。

 昨年、天野作品初観劇(少年王者舘)から、半年程の間に天野演出舞台の観劇が4本続いた。
 こたびは前回以来のスズナリで、アングラを継承する(ペーターゲスナー談)天野的世界をまた堪能できたが、どうもあの世界はこれからも果てしなく続く実験なのだろう、などと思う。「様式→ドラマ」(通常は「ドラマ→様式」)というアプローチが何を生み落とすのかという・・。

 この異界、一見の価値有り。
2015-10-28 10:54 この記事だけ表示
BY 八嶋智人(俳優:カムカムミニキーナ)

流山児事務所「西遊記」@スズナリ観劇で感激。

天野天街さんの怒涛のループと進まない話が、やがて西遊記の持つ永遠と刹那を、宇宙と時間を、混沌を持って現代に叩きつけ、見事に終わらない恐ろしい話を再生の話にしたんだと僕は勝手に思った。

久しぶりに客席でワクワクが止まらなかった。

役者さんもスタッフさんも圧倒的なエネルギーと技術で僕らを楽しく混沌へと引き摺り込んでくれる♪最後のあれをバックにしての躍りは、これを観るためにたくさんのdetailを僕らは重ねてきたのかと圧巻だった、天街さんって、面白いナァ、そして僕はこんなん好きだナァ。

これからアジアの国々にツアーに出るらしい♪どうなるのか楽しみだなぁ♪ そして以前カムカムでも西遊記をベースにしたダルマという作品をやった事を思い出す♪不死は僕が演じた沙悟浄だった♪

輪廻と因果♪やはり西遊記の普遍的な所はそこなんだろうなぁ♪

BY ケラリーノ・サンドロヴィッチ (作・演出 ナイロン100℃)

流山児事務所、天野天街さんの「西遊記」@ザ・スズナリ。
素晴らしかった。王者館の叙情性がない分、くだらなさと活劇要素で満たされてて満腹。
若い頃から知ってる俳優たち(当然俺も若かった)が見違えるほどカッチリと頼もしい芝居をしていて、驚いたやら嬉しいやら。

BYしりあがり寿 (漫画家)

流山児祥さんと天野天街さんの西遊記、面白かった。いつもながらのお話のブツ切り丼みたいな賑やかさと寂しさ。手当たり次第にちぎっては貼り付け、重ねては繰り返す。因果の接着剤でなくリズムとコントラスト。他にないよな!

BY高取英(月蝕歌劇団」)

流山児★事務所の「西遊記」は、楽しい芝居だった(^^)三蔵法師の尻の肉を食べて若返った流山児さんが笑わせる。

BY月船さらら(女優)

流山児☆事務所の「西遊記」観て来た!

流山児★事務所観る度、なんか原点みたいなもの思い出すんだよなぁ。一度しか出てないのに、なんか共演してた皆さんを観ると懐かしくて嬉しいくてジーンと来るんだな。

懐かしくてってのは、単に懐かしいのではなくてもう少し深いのだな。

BY鈴木慶一(ミュージシャン)

本日のスズナリでの西遊記千秋楽、ゲネと楽日を観ると言うちょっと不思議な感じ。音響のタイミングの素晴らしさに感動。

来年の東アジア公演楽しみです。子供も理解するややこしい分身の術なお芝居でした。

それを私はヒップホップ以降の芝居と呼びたい。k1」

BY小川 輝晃 (俳優)

天野天街さんX流山児★事務所というのは、個々の劇団が持つ色や空気とも違っていて、何処にもないのに懐かしい世界を生み出すんですね。

演じる俳優にとってはまさに苦行とも言える反復シーンや重複被せ台詞(演出名を決めて貰いたい)に、嬉々とした暴力性が無理やり手を繋いでしまった緊張感。さらに不安を煽る完成されていないマジックと無茶な肉体労働。

観終わったあと、見ず知らずのお隣りさんと思わず掛け合った言葉は「大変だね」でした。
2015-10-28 10:31 この記事だけ表示
様々なる「劇評」   BY岸川 卓巨

スズナリに流山児★事務所の「西遊記」を観に行ってきました。

例えば、もし『永遠』という事があったとしても、そういうものは、「過去・現在・未来」みたいに切り分けられない。永遠てのはその両端の終わりがない無限のことなので、永遠の過去〜今とか、今〜永遠の未来、なんて観念は成立しようがなく、それが過去・現在・未来のような時系列の中間点に「今」として現前することは不可能なのだ。

だから永遠 = 不死身には −これは確か劇中のセリフにもあったけど・・そして古代インドの聖典バガヴァッド・ギーターにも同じ言葉がある− 始まりも無ければ終わりもない。死ぬことも無ければ逆に生まれることもない。

あなたはかつて生まれたこともなければ、これから先死ぬこともない。

簡単に例えるなら、0という数にどんな数字を掛けようとも答えは0にしかならず、どんな数で割ろうともやはり答えは0にしかならない・・0はどんな数に触れようとも、その中からは絶対に0しか出てこないという事と同じ。

もしこの世界に永遠とか不死身というものが存在するとしても、過去現在未来の時系列の中にいる俺たちは、決してそれらに出会うことは出来ないのだ。

それでも、もしも人や妖怪といった有限のものが「不死身」という永遠のものに触れることができたならば・・

この時系列因果関係が解体された極めてトリッキーな物語を「感じるな、考えろ」で受け止めようとするなら、そういう主題を頭の中ででっち上げるしかない。

始まる前、天街さんがスズナリの前をうろついていた。
相変わらずのサイズの合わないルーズすぎるカーゴパンツ(トレードマークなのか?)。

「ああくそ、テーパードされたジャストサイズのカーゴパンツをあてがってやりてえ・・」

フリーサイズ過ぎるズボンは人を不安にさせる。常に裾を踏んだり、或いはチンコがまろび出る可能性をも孕んでいる。世界とは、或いは物語とは、人があらゆる関係性の中に最適なものをあてがって安定させていこうと試みるプロセスに他ならない。恋が成就することも願いが叶うことも悪が倒されることも、全てその変奏に他ならない。

思えばここからすでに天野天街の術中にはまっていたのかも知れん。

フリー過ぎるものをただ見つめるモヤモヤ感、それこそが、人が不死身や永遠を思うことの暗喩なのだと言わんばかりに。。

この演目、なんとバリやジョグジャカルタ、そしてボロブドゥール(!!)に持っていくらしい。
あの寺院を借景にしてこれをやるのか。たまらんものがあるな。。

そしてあっちの神様はなんたって孫悟空の原型となった猿神ハヌマーンだ。現地の人の反応なんかもすげー興味がある。
2015-10-28 10:26 この記事だけ表示
様々なる「劇評」BY 江森盛夫(演劇評論家)

リピーテイング・エンドレスドラマの雄天野の「西遊記」。

孫悟空、沙悟浄、猪八戒、玄奨三蔵ら、西遊記のお馴染みの面々が、シーンの連なりの一部が、急に繰り返しになり、その繰り返しが、まさにエンドレス状態になり、もういい加減にしろという客のガマンの寸前まで繰り返す・・・。それが、なんともいえない天野演劇の極みであり、天野ファンにとってはたまらない・・。

流山児★事務所の役者連にとっては、もう何回もあっているので、もうその流儀を手の内にいれている。今回は、大将の流山児が、いつもの坊主頭にあんちゃんカツラをかぶせて、とんでもない若造りで舞台を仕切りたがって、大ひんしゅくの役まわり。

 中でも、この天野ドラマにいつも一番フイットしているのが、釈迦、羅刹役の伊藤弘子で今回も水を得た魚のおようにスイスイ切れのいい芝居と歌舞・・。

それと今回目立ったのが、謎のコドモを演じた坂井香奈美、元気いっぱいの面白さだった。
2015-10-28 09:36 この記事だけ表示
今村修(演劇評論家)劇評

どうせ一人ぼっちなら、終わらない物語を生きてみようか? 遥か宇宙の彼方のもう一つの地球から、一人生き残った岩猿・悟空のつぶやきが届いた気がした――。

昨夜は、流山児★事務所「西遊記」(作・演出=天野天街)@ザ・スズナリ。ご存じ、三蔵法師と悟空、八戒、沙悟浄の西天取教の物語だが、そこは天街+流山児流。懐かしさと奇天烈と暴力性と詩情が不思議にすんなりと同居する、宇宙的スケールの怪作となった。役者として久しぶりに暴れ回り、遊び倒す流山児祥の奮闘≠煌yしい。

「開演に先立ちまして」のナレーションの「先立ち」がいきなり「殺気立ち」に転化するところから劇は始まる。殺気立った悟空(五島三四郎)に乱暴されている牛魔王(上田和弘)。と、暗転。場面が変わると、なんと悟空が別の役者(谷宗和)に変わっている。どうも、燃え盛る火焔山を越えられず、羅刹女(伊藤弘子)が持つ芭蕉扇を手に入れようとしているところらしい。だが、物語はちょっと進むとストップがかかる。最初に戻って反復される。ほんの少しずつ変わりながら何度も何度も。まるで、上から見たら一つの円なのに、横から見たらどんどんと下っているらせん構造のようだ。そこにノイジーな映像、鈴木慶一によるアタッキングな音楽、唐突な歌やダンスが乱入し、永遠を思わせる混乱に物語を陥れる。悟空の数はさらに増え、八戒も2体(甲津拓平・平野直美)に増殖する。沙悟浄(イワヲ)や釈迦さえ魔物に姿を変える。

二重の登場人物がもつれ合いながら織りなす反復螺旋の物語。そんな物語のDNAは束の間、辛辣な文明批判を垣間見せたりもする。物語の反復に疲れた悟空たちは時折我に返る。と、そこは紅蓮の炎が燃え盛る火焔山。取り返しのつかないような危機に囲まれていながら、阿呆な日常を延々と繰り返す三蔵一行。それがふっと、今ここにある危機を直視せず、日常が永遠に続くという錯覚に浸りきっているどこかの国民に見えてしまうのだ。だが、そんな覚醒も長くは続かない。物語は再び反復地獄に陥り、世界は解体、撹拌され、そして突然終わる。と、世界は猛スピードで遠ざかり始める。いや、観客の視点が超高速でフェードアウトされていく。

仕掛けは舞台奥にかかる青い惑星。その星ではきっと釈迦によって岩に封じられた悟空が一人、終わりのない物語を夢見ているのだろう。混沌の世界と一対一で対峙する孤独と覚悟。諸星大二郎の名作コミック「暗黒神話」のラストシーンを髣髴させる、その宇宙的イメージの広大さ、切なさにしばし茫然とした。 (敬称略)
2015-10-28 09:24 この記事だけ表示
BY 小澤俊夫(プロデューサー)

流山児★事務所「西遊記」

昨10月22日、下北沢のザ・スズナリで流山児★事務所「西遊記」(作・演出:天野天街、音楽:鈴木慶一、企画:流山児祥)を観た。原作は御存知、16世紀に中国で大成した伝奇小説。白馬に乗った三蔵法師が孫悟空・猪八戒・沙悟浄を従え、妖怪や仙界からの攻撃等の幾多の苦難を乗り越え、取経のために天竺を目指す物語。我が国でも、小説・映画・テレビドラマ・アニメ・漫画・舞台、あらゆるジャンルに派生しているが、今回はアングラ版歌謡冒険活劇・西遊記。



開幕前のアナウンスが突然断ち切られ、暗転と同時に大音響が耳に突き刺さる。目を凝らすと、舞台上で格闘する孫悟空と牛魔王、取り囲む猪八戒と沙悟浄らしき姿が飛び込む。

俺は誰だ、誰だ俺は。俺は誰だ、誰だ俺は。俺は誰だ、誰だ俺は・・・・・。

お前は誰だ、誰だお前は。お前は誰だ、誰だお前は。お前は誰だ、誰だお前は・・・・・。

一人は二人、二人は一人。一人は二人、二人は一人。一人は二人、二人は一人・・・・・。

存在は不存在、不存在は存在。存在は不存在、不存在は存在。存在は不存在、不存在は存在・・・・・。

生きることは死ぬこと、死ぬことは生きること。生きることは死ぬこと、死ぬことは生きること、生きることは死ぬこと、死ぬことは生きること・・。

永遠に続くかと思われる台詞のリフレインと身体のリフレイン。一向に進まぬ物語の展開。いつしか繰り返しにズレが生じ、ノイズとなって観客の目と耳を刺激する。昨今流行りのノイズ・ミュージックならぬ、ノイズ演劇か。



釈迦(流山児祥)によって五行山に閉じ込められたはずだった孫悟空は、逃げ出して釈迦を撲殺。妖怪たちに捕らわれ、露わな姿となった三蔵法師(V.銀太)を助けた孫悟空は二匹(谷宗和・五島三四郎)。猪八戒(甲津拓平・平野直美)も雌雄二頭となって姿を現す。沙悟浄(イワヲ)は一角にも分裂して妖怪の仲間入り。妖怪たちは、謎の少年(小林七緒)・謎のコドモ(坂井香奈美)・謎の乙女(佐原由美)となって三蔵法師に襲い掛かるが、孫悟空によって蹴散らされる。目指す天竺は、炎を放つ火焔山を乗り越えなければならないが、炎の勢いは止むことがない。牛の妖仙・牛魔王(上田和弘)が現れ、その妻・羅刹(伊東弘子)と共に彼らの前に立ちはだかる。火焔山の炎を消すことが出来る芭蕉扇を持つ羅刹。悟空たちはその扇を羅刹から奪い取ろうとするが、羅刹の首がボトリと落ちて・・・。

それにしてもリフレインの連続やハイテンションの台詞回しに、よく役者が間違わずについて行けるものだと感心。役者だけでなく、観客にも混乱と苦痛を与える作・演出の天野天街は、名古屋随一のサディストに違いない。

芝居の途中で普段着の流山児が「いつまで同じ芝居を繰り返すんだ!」と登場し、ゲストのPANTAを紹介。PANTAの歌は、一服の清涼剤。日替わりゲストが毎回登場し、閑話休題の一時。芝居の後半、流山児がリーゼントスタイルの23才の若かりし姿で登場するのは、何を意味しているのか?時は1970年初頭、芝居の世界では寺山修司の天井桟敷や唐十郎の状況劇場が若者たちの心を掴み、その若者たちは政治の季節で国家権力に立ち向かっていた。23才の流山児青年は、そのどちらにも足を突っ込んでいたようだ。あれから45年、国会前ではSEALD’sらの若者たちを中心に、「安倍はヤメロ」のシュプレヒコールがラップのリズムに乗ってリフレインされている(戦争法案が強行採決されてからは、毎月19日)。菅孝行の「解体する演劇」(1974)ではないが、流山児は再度演劇を解体し、新たな世界へと旅立とうとしているのか?「旅する劇場2015/16」の最新作「西遊記」を引っ提げ、流山児の旅はまだまだ続きそうだ。(文中敬称略)
2015-10-25 21:29 この記事だけ表示
ということで?
京劇のホンモノの孫悟空がスズナリに登場する!という前代未聞のことがフツーに起きる流山児★事務所「旅する劇場」シリーズ最新作「西遊記」3日目が無事に終了。超満員の3日目!でした。本当に、有難うございます。この勢いで突っ走ります。

この調子で流山児★事務所突っ走ります。集団のチカラをお見せします。ニンゲンってオモシロイって感じられること請合います。で、終演後インドネシア・タイツアーに向けてのスタッフ会議、手荷物のことや移動のこと、様々なことを2時間みっちり、26日にはジョグジャカルタから打ち合わせにやってくる。3月まで後追い馬である。雨季のインドネシア、大変である。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
25(日)の ゲストは漫画家:しりあがり寿さんとの夢のコラボレーション。
増席しました!!!!

ぜひ、スズナリへおいで下さい!

予約は03−5272−1785 まで。
当日券は14時より劇場窓口にて発売します。
開場は14時40分、開演は15時。
上演時間は1時間50分です。
・・・・・・・・・・・・・・・・
流山児★事務所秋の超大作!面白いです。
スズナリを見逃すと、来年3月のインドネシア&タイでしか観れませんよ!!

歌謡冒険活劇☆「西遊記」
(天野天街:作・演出、鈴木慶一:音楽 
流山児★事務所オールスター:出演

10月22(木)〜28(水)@下北沢スズナリ

【最新前売情報】◎27(火)・28(水)が、超オススメの3ステージ。
        今すぐ予約!ふらりと下北沢へ。

※26(月)19時半「残席僅少」
    ◎社会学者・首都大学東京教授:宮台真司出演。
※27日(火)15時「超・大いに余裕アリ」
    ◎演出家:多摩美術大学教授:萩原朔美出演、
※27日(火)19時半「大いに余裕アリ」
    ◎漫画家:河井克夫出演
※28日15時「超・大いに余裕アリ」
    ◎少年王者舘女優、ダンサー、振付家:夕沈

今すぐ予約!→https://www.quartet-online.net/ticket/saiyuki?m=0abjgca
2015-10-25 09:39 この記事だけ表示
ほぼ「満員」の「西遊記」2日目!!
ついに、京劇の俳優さんとのコラボレーションが実現!
ビッグゲストの張春祥さんが客席から登場するやスズナリの空間が更なる異次元に、どこまで往くのか「西遊記」ってかんじで大うけ!
それにしても「田園に死す」を超えるアマノワールドの決定版!を感じる2日目であった。
今日は3日目!満員爆走します。
ゲストはザ・孫悟空=石山雄太さんとの夢のコラボレーション。
ぜひ、スズナリへ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本日の予約は03−5272−1785 まで。
当日券は14時より劇場窓口にて発売します。開場は14時40分、開演は15時。
上演時間は1時間50分です。
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流山児★事務所秋の超大作!面白いです。
スズナリを見逃すと、来年3月のインドネシア&タイでしか観れませんよ!!

歌謡冒険活劇☆「西遊記」
(天野天街:作・演出、鈴木慶一:音楽 
流山児★事務所オールスター:出演

10月22(木)〜28(水)@下北沢スズナリ

【最新前売情報】◎26(月)・27(火)・28(水)が、超オススメの3ステージ。
        今すぐ予約!ふらりと下北沢へ。

※24(土)15時「前売完売」※当日券をご利用下さい。
    ◎京劇俳優:石山雄太出演。
※25(日)15時「前売完売」※当日券をご利用下さい。
    ◎漫画家:しりあがり寿出演。
※26(月)19時半「余裕アリ」
    ◎社会学者・首都大学東京教授:宮台真司出演。
※27日(火)15時「超・大いに余裕アリ」
    ◎演出家:多摩美術大学教授:萩原朔美出演、
※27日(火)19時半「大いに余裕アリ」
    ◎漫画家:河井克夫出演
※28日15時「超・大いに余裕アリ」
    ◎少年王者舘女優、ダンサー、振付家:夕沈

予約は今すぐ!→https://www.quartet-online.net/ticket/saiyuki?m=0abjgca
2015-10-24 00:20 この記事だけ表示