流山児祥オフィシャルブログ『祥 MUST GO ON!』

公演情報
楽塾創立20周年記念公演
『すももももももモモのうち』


【作】佃典彦
【演出】流山児祥
【出演】
〈楽塾〉
いそちゆき 河内千春 川本かず子 桐原三枝 阪口美由紀 佐野眞一 関口有子 高野あっこ 辻洋子 内藤美津枝 二階堂まり 西川みち子 平山郁子 みかわななえ 村田泉 めぐろあや
〈流山児★事務所〉
流山児祥 柏倉太郎 山下直哉 森諒介 星美咲 橋口佳奈 竹本優希

【日程】
2017年5月3日(水・祝)〜6日(土)

【会場】座・高円寺2(東京都)

【チケット】
指定席(一般) 3,500円ほか
3月3日(金)より発売

【お問合わせ】
流山児★事務所
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com


だいこん・珍奇なゴドー
だいこん・珍奇なゴドー



【作】戌井昭人
【演出】流山児祥
【音楽】栗木健
【振付】北村真実
【出演】
塩野谷正幸、佃典彦、伊藤弘子、月船さらら、山崎薫、栗原茂、谷宗和、大久保鷹、土井通肇
佐藤華子、里美和彦、冨澤力、柏倉太郎、平野直美、星美咲、橋口佳奈
演奏/栗木健、諏訪創

【日程】
2017年3月15日(水)〜22日(水)

【会場】ザ・スズナリ(東京都)

【チケット】
指定席(一般) 4,000円

公演詳細はこちら
流山児★事務所
2017年度新人募集
《二次募集》
劇団で活動することに興味がある人を募集します。

【募集人員】
6名 (俳優・スタッフ・制作)
18歳以上35歳未満。
国籍不問。心身ともに健康な男女

【第一次審査:書類選考】
以下を流山児★事務所まで郵送してください。
(1)履歴書(連絡のつく電話番号とメールアドレスを記載のこと)
(2)写真1点(バストアップ)
(3)作文「流山児★事務所に入団してやりたいこと」(400字程度)
応募〆切:2017年4月5日(水)必着

【第二次審査:実技・面接】
書類選考通過者のみ、連絡いたします。
審査日:2017年4月8日(土)午前
※実技審査料3,000円は当日持参のこと。
※スタッフ・制作は面接のみ(無料)です。

【入団後の活動】
流山児★事務所の活動に準じていただきます。
優秀な新人は劇団公演、海外公演などに参加できます。

【入団後の費用】
(1)入団金:50,000円
(2)研修費+稽古場維持費:月額10,000円(月納)
※入団1年後には稽古場維持費:月額5,000円のみとなります。

【お問合せ・応募先】
流山児★事務所 新人募集係
〒162-0045 東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com
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『狂人教育』池袋での最後の稽古である。お昼から5時間Bヴァージョンの稽古。

稽古場にイワヲが来ている。生まれたばかりの赤ん坊の写真を見る。ソウコとイワヲに似ている(当たり前だ!)で、良く見るとオレのガキの頃に似ている。俺に似てるじゃないかというと、全員がおじいちゃん孫が増えてよかったねえ!である。

谷、キシコ、イワヲと3人も孫達を産んでいる。タツマはまだだというのに。まだ「会った事のない」30年前に別れた「前々妻」との間に生まれた私の娘は子供を生んでいるという・・・・・。

さて、最終稽古である。

この期に及んでの《原テキストヴァージョン》への作り変え!Bヴァージョンの稽古。音楽もほとんど変えるという事に・・・・振付も変わらざるを得ない。役者の底力と集中力・・・・見事に面白くなる!が照明は今更このヴァージョンのみのため、ってわけには行かない・・・。おまけにセットも!最大限の努力をやるしかない。

3時45分、照明プランナーのキンタローにも付き合ってもらい「最終通し」1時間15分。30分でダメダシを終える。30分遅れの稽古場搬出。

●●

私は走って池袋駅へ向かう。6時から笹塚ファクトリーでカプセル兵団の『幽玄夢想〜臥龍頂上伝2〜』(作演出:吉久直志)を見る。若手演出家コンクール第2次審査。大阪の吉谷光太郎君の作品と同じ中国アクションもの。こちらは漫画のドラゴンボールとカンフー映画をあわせた純愛モノ。

2時間10分余り、長い!瓜生さんと一緒であった。瓜生さんと一杯というコースだが瓜生さん用があるとのこと。駅で別れる。笹塚は25年前住んでいたところ駅前のKビルに住んでいたので懐かしい。朝メシ以来何も喰っていなかったのでふらりと流行の「やきとん屋」にはいりビール。1時間余りカウンターで・・・・。

●●

帰宅し『狂人教育』の当日パンフの原稿を書き上げる。以下早いが掲載する。

※※

「ごあいさつ」  

本日はお忙しい中、ご来場誠にありがとうございます。

前回公演『無頼漢』の当日パンフに私はこう書いている。
 「寺山修司生誕70周年である。時たま、寺山さんが今生きて演劇していたらどう思うのかな? と考えることがある。ケータイもパソコンもない「ベルリンの壁」がなくなる前、寺山さんは彼岸へと逝った。寺山死後23年、様々なことが起こった。そして、現代演劇は実験=前衛性を喪失し「商品」として消費されるテレビ的リアルと文字通りのエンターテインメントが切り売りされている。「他者」と「物語」をなくした舞台が様々な意匠の下に陳列されているフーケイ」そんな2006年夏から秋にかけて私達は寺山作品を連続上演している。

私たちの「集団」としての「現在」がここにある。

1999年韓国ソウルで世界初演して以来8年間、全世界30余都市で5万人以上の観客を熱狂させ、今尚、世界中からオファーが相次いでいる劇団レパートリー狂気のオペレッ
タ=『狂人教育』を4年ぶりに東京、それも是非上演したかったベニサン・ピットでついに幕を開けることになりました。

劇団員総出演。

今年の4月に入団したばかりの「6人の新人」に加えて、韓国からの演劇留学生といった劇団総力をあげて再び1962年の寺山修司唯一の人形劇台本(テキスト)を読み込み、テラヤマ演劇の《原点》に戻り、2ヶ月以上の稽古時間をかけ、3ヴァージョ作りあげました。

音楽も3ヴァージョン。

インドネシアから留学しているヤヌー・アリエンドラが『戦場のピクニック・コンダクタ』に続いて本田実とコラボレーション、新しい『狂人教育』の世界を創り出してくれました。

一つのテキストをどう読むかそれも「役者」がどう読むか?という豊かな実験です。

Aチームは「Newヴァージョン」

Bチームは「原テキストヴァージョン」

Cチームは「海外公演オリジナルヴァージョン」

3ヴァージョンとも進化しています。是非、全作品見比べてください。

上演時間はA・Cチームが1時間20分、Bチームが1時間15分の予定です。

では最後までごゆっくりお楽しみ下さい。 次回公演は今年最後をかざる問題作「オールド・バンチ」です。12月下北沢ザ・スズナリでお会いしましょう。

       2006年 10月7日 流山児祥

※※

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明日はベニサンピット入り。1日中仕込である。客席から舞台全てを作らなければならない。東京で最もステキな劇場の一つである。

森下は新宿から15分、決して遠くないのだが何故か東京の小劇場ファンにはなじみがない。今月は私たちの後に「劇団桟敷童子」も使うので少しは来やすい劇場になるだろう。

来年も流山児かぶきを秋に予定している。本多劇場、スズナリ、ベニサンピットそしてスペース早稲田という4つの劇空間が最近の私たちのフランチャイズである。

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とにかくこれからが正念場!がんばっていきまっしょい!

「森下」ベニサンピットで待ってます。イースタン・ユースを深夜に聞く。

今日は稽古場2箇所。

お昼過ぎには早稲田。楽塾『真夏の夜の夢』の音楽稽古。

アメリカに旦那の仕事で家族ごと5月から行っている、関口が休みを取って帰国している。元気そう。お土産はオリジナルアーティストによるKARAOKEのCD2枚と1947リメンバー・ホエン?という本。1947年とはどんな年だったがわかるって本。アーノルド・シュアルツネガーとデビッド・ボウイ、エルトン・ジョン、スティーブン・スピルバーグが同じ年なんだ・・・・ふーん。

 

ヒット曲はビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」。エリざべす女王結婚。

そんな年の11月2日私はその「アメリカ」に占領されていた日本の九州に生まれたのである。

何が?

関口はいままで楽塾の音楽監督で選曲を担当していた。今回の来日中何とか、「歌」稽古に付き合ってみんなの「歌」を指導して貰いたいものだ。

そうこうしていたら、楽塾を「卒業」した遠山さんが稽古場にひょっこり・・・・いや、千客万来。三時半まで調子に乗って稽古していた、ヤバイ!4時から池袋の稽古場で『狂人教育』の通しだ!

走って地下鉄に飛び乗り有楽町線で要町まで。

 

 

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ダメダシのあと約1時間の休憩で7時からBチーム通し。まあ、まとまっている。

ダメダシ。まだ、壊れていい!!!

とにかく強行軍だったこの、1週間の疲れをとって来週から決めていく!月曜日は「振り付け」!やること一杯!歌も踊りも演奏も、でもってもちろん芝居も・・・・。

それでも、「新人達」6人がやっといい顔になってきた。ベテランたちの胸を借りてどんどん育っていく。留学生の李さんもイイ感じでのびのびとしてきた。

コレで方向性が決まった。後はより緻密に、そしてより大胆に。

私は、出来上がったら又、壊すだけだ!ちょっとした《事件》をいつも私は仕込もうと思って稽古場にいる。だから、楽しい!

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「You Can;t Hurry Love」 歌おうと思ったが難しい。原曲聞いてやり直しだぜ!

今夜も、池袋から1時間かけて散歩しながら帰宅。

目白庭園といういい庭園にぶつかる。今度行ってみよう。

40年近く前、学生時代によく目白にいたものである。

昔よくいった店に寄ろうといってみたら週末で満席。しょうがないので馬場のコンビニでビールとつまみ買って・・・・・。

読書。

あっという間の1週間。あと2週間!!気楽に行こうぜ、つまり楽しむ事!楽しくなきゃ人生じゃないジャン!

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又、楽塾の日本語教師のまりちゃんから指摘された。例年「どうり」→「どおり」である。何でだろう、ついつい、こう書いちまう?気をつけます!

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タンゴとワルツを聴く宵というか深夜。

この3日間なぜか「ドナウ河のさざなみ」が気になって・・・・。

「ドナウ河のさざなみ」はシェイクスピアの『夏の夜の夢』に触発されて作った曲だという、それもルーマニアの17歳のヨシフ・イヴァノヴィッチ1880年の作品。 

クストリッツア監督の『パパは出張中』のメイン・テーマ。

考えてみたらガキの頃(小学生の頃だと思う)・・・・一番好きな曲だった。コレと「ボルガの舟歌」で、なぜか「エル・チョクロ」と「ベサメ・ムーチョ」。

何でだろう?と考えてみたら、みんな父親が(当時、東京に住んでいた)買ってきた「レコード」で聞いた曲だ?!

ホンじゃ、「深夜徘徊」でもいくか!いや、ビデオ屋へです!

 

 

『狂人教育』稽古。
いやはや,今回の稽古は楽しい限り。
いろんな意味で「役者」が本気で「舞台」に立つという《根拠》を徹底的に、探させるつもりである。それも体と頭を使って・・・だ。

だからちょっとソリャやりすぎだろうって事も時にはある。


今日も、お昼1時から9時過ぎまでメシ休憩45分取るだけでノン・ストップ。

でも、進んだぜ!地に足が付いてなかったカナがちゃんと最後にはきっちり立っていた!コレでいいんだ。

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今日は1日中雨である。涼しいというか・・・・・。


池袋から要町までの光文社ビルのある一帯は池袋「乱歩通り」というらしい・・・・。
江戸川乱歩氏がかつて住んでいたところ、そういえば、このまえ豊島文化協会?てところでの乱歩の展覧会見たっけ。


この際、江戸川乱歩読み直すか?

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馬場で降りて近くのスーパーでつまみの買い物。今日は97円セールだって?なんか、いろんなモノ買ってしまった。なんて貧乏性だ!私は結構お買い物が好きで、週に何回か近くのイロイロなスーパーに行くことにしている。

小劇場の制作者向けのサイト「FRINGE」のニュースを見たら
生田萬が富士見市文化会館★キラリの新芸術監督の「公募」に応募し平田オリザ氏の後任に決まったとのこと。
おめでとう。それにしても、生田はエライなあ。きっちりがんばってください。


北村想も滋賀県の芸術創造館の館長、同世代の連中が「お上の仕事」でなく、文化を、舞台芸術を、きっちり本来の「市民のモノにする為の仕事」をしてください、協力できることがあれば何でもやりますよ。いや、これ本気!

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夜のビデオ『パパは出張中』(エミール・クストリッツア監督1985年ユーゴスラビア作品) 1950年代のユーゴを描く。国家批判で逮捕された父親(出張中)。6歳の少年の目で語られるドラマ。

7月からまるで「夏休みの宿題」みたいにほとんど、毎日のようにやってきた若手演出家コンクール2006第1次ビデオ審査がやっと終了した。

今年の応募総数は94人。史上最多の応募者となる。

つまり94本のビデオを見なければならないのだが、そんなことは不可能なので「1作品を最低2〜3人の審査員で審査」すると言う事を原則としている。2次審査もそうである。

今年は、結局43本見ることとなった。3ヶ月で43本は大変だった!上演時間2時間以上はザラだし・・・・・。

今年はどうも?と連日書いてきたがそれでも何本かのシャープな演出作品に出会う事が出来た時はうれしい限り。

いわゆる「青春もの」「SFもの」「露悪もの」「犯罪もの」「?もの」といった具合のさまざまな作品を見ながら必死に《他者》を希求する演劇という営為、演出家という仕事について考えた3ヶ月であった。

そういった意味では、私はこの7年間「夏休みの宿題」でかなりの勉強をしている?のかもしれない。

私の評価は×、▲、△、〇の4段階評価。

いま評価表を見直してみると〇はなしである、△or〇が7、 ×or▲がほとんど。

14日の審査会は大変?なことに・・・・。

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今日から池袋シェラザード・スタジオ入り。ほとんどが実寸がとれた。

1時から稽古場作り。

夕方から北京公演チームの場当たり。基本をこのチームがやっていく。

9時過ぎまで。ヤヌーの作ってきた編曲を聞く。なかなかいい曲である。AあるいはBチームに使うつもり・・・・・。

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あと三週間!いよいよ『狂人教育』秒読み開始!御期待下さい。

今日も朝からビデオ審査。やっと3本、あと7本残っている、とりあえず審査終了の3本を瓜生さんに送る。1本のビデオを最低3人の審査員が見るという審査システム。

今回は結局、参加作品の半分の45本を見ることになった。
7月から2ヶ月毎日のように若手の演出家の作品を長い夏休みの宿題のようにこの6年間見続けている。

 

この経験は実に楽しい。毎年、ある種のカルチャー・ショックを覚える若手演出家作品に出会える。今年も、俺だったらこのシーンこうやるけど?とか、おっとそう来たか?で?
と楽しんでいる。最近はなるべく「欠点」よりいいところを探してみる事にしている。

が、90本の中から10〜15本の第2次審査対象作品を選ばねばならない。
いつも審査会は2〜4時間に及ぶ、最終審査会は5時間以上というのが恒例である。

 

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今日も、昨日と同じように「宿題」を自主稽古でなるべく解消できるようにということで2時間遅れて早稲田へ。

とりあえず、前半のラストまで役者達が作ったものを見る。

方向性は決まっていた。基本的にはいいと思う。
で今度は稽古、新人の3人の女優達が悪戦苦闘している。
北山佳奈、石井澄、笠原祥子、今年の4月に新人として入団。平均年齢23歳。
4月『愛の渦』でデビュー戦をかざり、続いて7月『無頼漢』にも出演、で今度の『狂人教育』と入団7ヶ月で3本の芝居に出演するという「異常な」経験を彼らはしているのである。

相手役は劇団のトップ女優、演ずるのはメインのヒロインで、15年選手と芝居を作る!のは大変、がとにかく開き直って大胆不敵に明るくやれ!とハッパをかける。

 

恐るべき子供たち=アンファン・テリブルとして「舞台」の上で遊べ!
君達には、失うモノなど何もない!

若手演出家たちにも、うちの新人達にも言えることだが、とにかくテメエのやりたい事をやるしかねえ!アンファンテリブルとして舞台に怒りをぶっつけるしかねえ。

メチャクチャ古いことばだが「怒りを込めて振り返れ」だ。


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紀子さんの男児出産にばかりにイジョーに沸く我がニッポン。

青森のむつ市では海上自衛隊が機関砲を10発も「誤射」!?
コレって凄い事だぜ。幸いけが人がいなかったが、ゾッとする。

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さ、審査の続きだ!

朝近くまでDVD。

でも、頑張って早く起きて、若手演出家コンクールの追加分のビデオ審査2本。

3時稽古場、昨日の「宿題」をみんななんとかやってきている。これで、阿川たちのやりたいことの片鱗が見えてきたぞ。この調子である。黒子チームが遅々として・・[進んで]いる。

里美和彦以下の世代の熱とパワーは、その方向性さえ決まれば凄まじいモノになる予感。まさに、無名の力!!

夜に入り前半の2シーン。新人の祥子とさやかのシーンで止る。で、前半のヤマ場のタンゴシーンについての討論となる。10時半まで。今回は新人も海外からの留学生も参加の劇団員総出演体制。

 

今のところ『狂人教育』早稲田稽古はこんな感じで進んでいる。

 

明日も、もう一度やり直し。

とにかくテキストとテキスト以外の私たちが作ってきたテキストに書かれていない物語=事件との「出会い」についての討論。役者の根拠を探す作業、集団の根拠を探す作業。

 

台本とテキスト、音楽と沈黙、身体とリズム、モノと人間、さまざまな表現の「共通言語」を探す時間。まるで、演劇青年にもどったみたいだぜ!今回の私のテーマは「待つ」事、役者たちが自ら考えた演技の根拠をより自覚させる事!!

 

今回はある意味「人材育成公演」の側面も・・・・・。今後5年間の劇団の中軸を担うメンバーの創出。

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今夜もビデオ審査。みんなと呑む暇もない。

世間は明日の紀子さんの出産について様々なニュース。ふーん。

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インドネシアから演劇留学でやってきた音楽家であり俳優であるヤヌーと音楽監督の本田実と打ち合わせ。『戦場のピクニック・コンダクタ』に続いてコラボレーションできるところを探そうと一致。

 

3ヴァージョンの編曲について軽い打ち合わせ。

とにかく、ヤヌーに来週の池袋の稽古から楽器持ち込みを・・・・・。

あと1ヶ月。10月2日にはベニサンピット入り。でもあせる必要はない!!

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ウエの写真はアガワリュウイチ。今が旬。売り出し中!!

で、『狂人教育』絶賛前売り中です。お早めにご予約の程を!

というわけで(何が?)頭クラクラで10時過ぎに起床。

気が付いたら、ホテルに帰ってきても酎ハイ一本飲んでたよ・・・・・。

地下鉄で名古屋駅に。駅地下でいつものように名古屋に来たからには、味噌煮込みうどんということで山本屋。名古屋コーチン入り2200円なり。

ゆっくり食べていたら結局2時過ぎに東京着。帰宅して衣裳を置いて稽古場へ。

3時から『狂人教育』前半稽古。

A・Bチーム両方とも黒子のシーンつくり。9時近くに稽古が煮詰まる。10時過ぎまで全員で話し合い。

明日まで宿題。本当にやること一杯!今まで創り上げた根拠をこれまた全員で確認しながらまったく、新しい視点で「シーン」を作るそれも三つのチームが三つの集団的想像力で作るという実に根気のいる稽古。

1日9時間稽古!こりゃしんどい!が、停滞もまた楽しや・・・である。「劇団」でしか出来ない面白さを求めて、20年選手も1年生も総勢20人が一緒に、とにかく全員で「作る!」のだ。

つまり、今は絶好調!

で、ジムショに帰り元さんに電話。

とりあえず、『オールド・バンチ』最初のシーン7枚をFAXで送るとのこと。ありがとう、というか頑張って!室蘭か・・・・・・。

 

※トップ・シーン7枚読む。

メチャクチャ抱腹絶倒のコメディである。こう来たかよ?

 

締め切りは9月15日稽古インは10月12日。ウーン、こっちも大変だけど実に楽しそう。私はとにかく稽古場にいるのが一番!

 

※※

今夜のDVD

『ひとり狼』(池広一夫監督 市川雷蔵主演 大映) プログラム・ピクチャーの股旅ヤクザ映画。がイジョーにスタイリッシュな映画。

『800発の銃弾』(アレックス・デ・ラ・イグレシア監督 エウセビオ・ポンセラ出演2002年スペイン映画)こりゃ拾い物の傑作。

マカロニ・ウエスタン。寂れた映画村を守る為にたたかうジジイたちの物語。スタントマンのジジイ二人がめちゃかっこいい。しびれる映画である。もちろんただのB級映画。

ビデオ審査を終え、ビデオを郵送。協会の大西君に電話。

「あと10本審査してほしい」との返事。ホントかよ!あと10本か。

トホホ、まあやるしかないか。

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お昼から早稲田で『狂人教育』の稽古。

昨日の宿題。人形と人形遣いの《関係》のエチュード。12組12人の5分間のエチュード。

面白い、様々な形で《関係》を作るためのイロイロ。ほとんどコント、もあればメチャ、リアルな芝居、音楽パフォーマンス的なモノとかイロイロ。充分面白かった。

「萌え」とかあったりして・・・・・。久しぶりにエクササイズというかシーン・スタディ的なワークショップに時間を割いて稽古をやっている。

コレでいい。いま、劇団はある意味《原点》に戻って《集団》の根拠を探っている。

エチュードで時間を取りすぎて、今日は稽古時間が1時間しかないのでプロローグの「漂流者たち」のシーンを、基本の旅する男女の「出会いと訣れ」のエチュードでやってみる。

「時間を体感」する事!!!

 

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5時から12月ザ・スズナリ公演:高齢者劇団「パラダイス一座」の旗揚げ公演『オールド・バンチ』ポスター写真撮り。

世界のアラーキーこと荒木経惟氏撮影。六本木スタジオ。

戌井一郎さん、瓜生正美さん、岩淵達治さん、本多一夫さん、中村哮夫さん、肝付兼太さん、高橋悠治さんの七人、観世榮夫さんは欠席。

荒木さんもノリノリ。

2時間もの凄いパワーで劇写、熱写。いやあ、この巨人の「人間」を見る目のすごさを体感した2時間であった。メチャクチャかっこいい写真になっていると思う。

まさに「魂と魂の出会い」といったライブであった。

ほんとに70年から90年生きてきた「男の顔」のかっこよさ、である。まさに「男の顔は履歴書」。実にみなさん、色っぽい。

それにしても荒木さんという人は「人間」がメチャクチャ好きな人ナンだんなあ!と久しぶりに感動した撮影現場であった。

様々な方法で役者をノセまくり、結局はその人の「存在の現在」を見事にカメラに写しこみ、切り取る。凄い!アラーキーは最高の演出家である。いや、敬服!

 

「お疲れ様」といった荒木さんに、申し訳ないが「私も」と顰蹙のラストカットをお願いする。スミマセンでした。

 

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肝付さんや瓜生さんらと俳優座の横の飲み屋で1時間あまり飲む。戦争のはなしやこの劇に対するはなし。

山元さん、とにかく速く書いてくだされ!

このメンバー、「戦後の虚妄を描く喜劇」となる予感。

明日は朝早く名古屋行き。

6時からDANCE公演のゲスト出演。

結局、朝6時に寝ようとしたがなかなか熟睡できなかった。

当たり前だ、暑すぎる。やっとウトウトしたのは10時頃、で12時にはおきてしまった。何故なら、腹が減ったから。

で、カレーうどん作り食べ、もう一度寝るかと思って事務所に電話。するともう一つ書類が残っているとの事。

結局、再びパソコンとにらめっこ。4時過ぎまで悪戦苦闘して書き上げる。で、メール。

寝不足の眼こすりこすり、歩いて稽古場へ。途中いつものように本屋で立ち読み。

本屋の横に出来た横浜ラーメン「武闘家」にはいる。ときどき食べたくなるラーメン。

そういえば昔は馬場の自宅近くの「べんてん」ラーメンによくいったもんだ。最近は、凄い行列のできるラーメン屋になってしまってどうも、行かなくなった。

横を見ると学生が「超大盛り」のライスでラーメン食べている。まるで、バケツみたい、イヤほんと・・・・・。

それにしても凄い食欲だ、あっという間にぺろり。見ているだけで気持ちよかった、うん。見ているだけでこちらも満腹。

それにしても今日は麺ばかりだぜ、ヤバイ。夏になると何故か麺。

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『狂人教育』2日目。トップシーンをエチュードでやってみる。面白い、事件続出。2時間以上、ああでもない、こうでもないと試してみる。

北京公演チームの稽古を見せることによって『狂人教育』の全体像を全員で捉える為。

7年間11回の公演で作ったモノを平気で捨て去り、一からもう一度作る。そんな事を私たちは常にやっている。

コレは進化である。結局は、役者が「残る」。そんな劇になればいい。

これからの1ヶ月半、朝から晩まで稽古場で必死でテキストと集団で戦うしかない。

何が何でも集団で徹底的に作る!集団創作の現場!体とアタマ全部!使ってだ。

今回の『狂人教育』3ヴァージョン公演は「劇団の今後」を決める作品となるだろう。

で、9時過ぎに、とりあえずブットーしてラスト近くまで続けてみる。

みんなまさか「続ける」なんて思わなかったようで、慌てふためき、メロメロになりながらも最後まで頑張る。稽古場は笑いの渦、コレでいい。

いや、面白かった10時ピッタリに稽古を取る。

みんな、お昼過ぎから衣裳作りや竹を削ったり【『狂人教育』の音楽用】と稽古場で連日様々な作業中。

三チームの衣裳作りは大変。直美隊長を軸に女優陣はもう大変を通り越して・・・・・である。

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いつものように、軽く呑みながらの話し合いとなる。

さすがに、昨日の泥酔メンバーのアツシとさやかは今日は不参加。サボやV銀太、竜、弘子らと実に建設的な話し合い。

明日試してみよう。

で、明日は女優陣の「芝居部分」の稽古。

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いつもの稽古場の日常である。早稲田から馬場まで深夜歩きながらカメラ。お、「通り雨」だったのか道がぬれている。

帰宅しラジオ。あれ、「ラジオ深夜便」だ。今夜は日本のオペラ歌手藤原義江の特集である。ふーん。♪今宵出舟か  お名残おしや

下関の人だったんだ。混血の少年の半生を聞きながら日本のオペラの創成期を想像する・・・・・戦後の廃墟の中に生まれた美しい「うた」。

♪月は高く、空に照り  ・・・・サンタルチア 

 

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ニュースではベネゼイラのチャべス大統領の反米活動について。安保理の常任理事国立候補ねえ。こやつタダモノじゃないゾ。

今日もハードデイである。

というか当たり前の時間のはなし。珠水さんのCD聞きながら午前中から夕方までパソコンで原稿書き。

札幌のワークショップの事を中心に「夏休み」という題で4枚半。

新松戸のタウン誌月刊「新松戸」9月号の原稿。30年近く連載を続けている。いつも締め切りギリギリで編集長のOさんには申し訳ない。

今でこそメールで原稿を送っているが、昔はそれこそ終電近くに新松戸の駅に来てもらったり、その後FAXになったが・・・・・。

ナガーイ付き合いである。潰れるまで(失礼!)というか死ぬまで連載予定でもうとっくに200回を超えている。

さて、今日は夕方6時から『狂人教育』の早稲田稽古。

北京公演チームが舞台の構造を他のチームに説明。

いわゆる「場ミリ」をやってくれる。

で、[プロローグ]のシーンをやってみる。

1章の芝居が始まる前に止める。

もう一度、原点に戻って男と女、人形と人形遣いに変化するシーンの根拠と変わりようのモメントを探す。

1時間近く役者たちの討論を中心に話し合う。コレでいい、明日もこんな感じでいこう。

大半がこの7年間世界中で100ステージ以上やっているメンバーだ、こうやって進める事で充分対応できる。

あせることはない、と自分自身に言い聞かせる。

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で、今夜のメイン・エベントは、『狂人教育』では、ずうっとお世話になっている舞台監督の吉木均さんと2005年2月の『盟三五大切』のベラルーシ公演がきっかけで知り合った、通訳のベラルーシの大学生ナージャさんの「結婚のお祝い会」。

26歳の超美人スレンダーで長身まるでモデルさん。劇団の若手が全員めろめろになったほど。でも何故か吉木に一目ぼれ!

吉木は48歳、22歳違う。まさに運命的な国境を越える恋。

あれから1年半2人は、この恋を実らせついに結婚。

雪の極寒のミンスクでまさに「突然炎の如く」2人の恋は燃え上がり、真冬のミンスクを熱くしたものだ。

ミンスクからモスクワへ向かう列車で吉木は泣き身もだえした。

見ている私たちは、心底感動?したものだ。

それにしても「恋」という情動は凄い!あらゆる難関を乗り越えて2人はこの日を迎えたのだから。ココロよりオメデトウといいたい。

ミンスクからモスクワに帰り帰国したのだが、その後2ヶ月後には吉木は再びモスクワでナージャさんと会っていたとのこと!やることが早い!

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本当にオメデトウ。

劇団員全員でお祝い会。盛大とはいえないが精一杯のお祝いをする。

劇団のプレゼントは「地球儀」。国境を越える恋をたたえて!だ。北京にいる環、みんな「恋」の力で簡単にくにをこえるなあ、いいぞ!

私は「恋の唄」という本のなかからジャック・プレヴェールの詞を読んで祝福。急遽、「てんとうむしのサンバ」大合唱でご両人がキッス。

いいなあ。幸せっていいじゃん。

その後、みんなで深夜まで祝賀パーティ。吉木さんの実家のヒロシマのご家族の嬉しそうな写真を見ながら全員うらやましそう。

宴は続いた。

お開きになっても、例によって竜とアツシとタクヘイと沖田が呑んでいる。俺は.銀太とタクシーで1時過ぎに退散。

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さあ、明日から『狂人教育』根性入れて、根本から作り直そうぜ!みんなやるぞ!

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で、深夜1時から朝6時まで2008年1月に8年ぶりに「若手を主体」にして上演しようと思っている寺山修司の処女作『血は立ったまま眠っている』の企画書を一気に5ページ書き上げる。

それにしても、どうしても「締め切り」ぎりぎりになるのは悪い癖である。米山さんごめんなさい。

2008年寺山修司没後25周年記念公演第一弾。第2弾には『ザ・寺山』を予定。