すっかりきれいになったSpace早稲田。
大掃除後、2011年最後の劇団総会。
2012年度のSpace早稲田演劇フェスティバルは7月〜9月の2か月間、参加劇団7劇団正式決定、自主企画3本の盛りだくさん。reading企画担当はわたし。来年早々、ミーティングといくか。
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恒例の忘年会、準備の為全員大忙し?
19時から多くの客様(といっても、客演のレギュラーメンバーといった人々)と一緒に、2011年度の忘年会。司会は谷宗和、阿萬由美の2人。
激動の2011年を振り返る流山児★事務所のクロニクル(軌跡)の報告。
2〜3月レパートリー・シアター1か月ロングラン:『花札伝綺』『夢謡話浮世根問』『卒塔婆小町』の上演。『夢謡話浮世根問』は3・11大震災のさなかにSpace早稲田で上演された。
4月〜5月楽塾『もーれつ、ア太郎〜宇宙下町大戦争の巻〜」@Space早稲田公演.
そして8月まで「初」のSpace早稲田演劇フェスティバル2011開催、成功の裡に閉幕。
5月『夢謡話浮世根問』大阪・津・名古屋・盛岡・仙台・柏・横浜全国7都市ツアー。
7月『花札伝綺』『卒塔婆小町』インドネシア:バンドゥン・ジョグジャカルタ2都市ツアー大成功。
8月『花札伝綺』 甲府:甲斐善光寺、目黒円融寺公演:初の「寺」公演大成功。
10月『ユーリンタウン』@座・高円寺120ステージロングラン公演大ヒット!
12月パラダイス一座「特別」公演『オールドバンチ〜男たちの挽歌・完結篇』@スズナリ、連日超満員の大盛況のうちに無事終幕。
7公演、6本の作品を上演した。
ほぼ、全作品「満員」爆走上演した2011年であった。寺山修司・三島由紀夫・北村想・佃典彦・グレッグ・コティス・山元清多といった劇作家の作品を上演した。作品の多彩さは日本唯一の劇団であると自負している。
わたしたちは歌舞伎・アングラ・古典劇・海外の最新戯曲・日本の創作劇の最前線からブロードウエイ・ミュージカルまで上演する日本現代演劇を代表するシアター・カンパニーである。
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今年の忘年会は新人劇団員の五島、小川のdanceに始まって、力、太郎、直美の『寿歌』、莉菜、山下、これまた新人の小川による肉体コント、ここで、春子に1曲歌ってもらった、これが巧い!でもって楽塾3人娘の「春一番」。メインエベントであるサボ・弘子の3ディグリースを超えるスーパーライブ、この時、劇場は興奮の坩堝。まさに、エンターテイナー!である
最後に、私も4曲。もう少し真面目に稽古しておくべきだった。
で、塩野谷の1本締めで中締め。
今年は本当に久しぶりに劇団員の「余興付き」になった。ま、これは、毎年やるべきだ?とりわけ新人の「お披露目」になる。ま、今年は男優2人の「即戦力」が入った。30歳以下の役者が武田、創、山下、理恵、莉菜、麻名美、五島、小川と8人もいる。若い世代のコイツらが果たして「次世代」を担うか?あと、2〜3人「男の役者」が欲しいものである。ま、3月には、久しぶりに「新人公演」をやることにした。劇団の春である。流山児★事務所は日本にほとんど存在しない「世界標準」の「劇団」である。やりたいことがあったら「何でもできる劇団」でありたいといつも思っている。70代から20歳そこそこの「3世代同居の劇団」(「楽塾」も劇団内劇団である。)だからこそ、「さまざまな演劇=実験」が出来るのである。いまや、流山児★事務所は、日本に唯一の、まさに「劇場こそパラダイス(楽園)」を目指す社会に拓かれた《演劇集団》である。
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とん汁食べるのを忘れて帰宅、喰いたかったなあ、ゴメン。裕作さんの差し入れ「越乃寒梅」を飲み過ぎて少し酔い過ぎた。昨日の「八海山」の「特別吟醸」に続いて巧い日本酒。これじゃ、太る一方だ。正月は歩くぞ!!
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○参考人(藤岡三男君) 私は、炭労副委員長の藤岡であります。「石炭鉱業合理化臨時措置法の一部改正」について炭労の見解を述べます。
今から五年前、私ども炭労は、この法律制定について反対をいたしました。
その理由は、第一に、この法律に基づく合理化計画は、国家資金を引き出すための資本の要求を反映するのみで、労働者にとつては労働強化と首切りだけを予定したものであること。第二に、石炭鉱業整備事業団による中小炭鉱の買い上げは、大手資本の市場の安定を確保するために、中小炭鉱をいけにえにしようとするものである。この法律は、買い上げられた中小炭鉱経営者の財産は保護されるが、労働者は首を切られるだけで、何ら生活上の保障はない。これでは法の公正を欠くものである。第三に、この法律による一切の施策は、独占資本の保護政策に過ぎず、これでは石炭鉱業の真の近代化は期しがたい。逆に資本の国家への依存と寄生性を増大させるのみである。ということであります。
その後五年、事態は私どもの予測した通りとなりました。この法律よって、石炭鉱業はどれだけの技術の進歩を遂げたでしょうか。縦坑開発はどれだけ促進されたでありましようか。たとえば、三十三年三月現在で最も多いのが通気専用、第二位にあるのが人員と材料運搬用で、近代化にとつて最も重要な石炭巻き上げ縦坑は全体のわずか一一%にすぎません。これらの事実は、わが国の斜坑方式の欠陥を取り除くのでなく、切羽機械化と同様、労働時間の延長と標準作業量の引き上げに役立っておるだけであります。これでは労働の生産性は当然低く、災害が増大するのはわかり切つたことであります。
次に、この法律は標準炭価を設定して価格を引き上げることになっていましたが、標準炭価そのものが下がらなかったばかりか、実際の炭価は千五百円も上がつたのに政府は何らの措置もとつていないのであります。 またこの法律によって中小炭鉱は神武景気のただ中においてさえ次々と買いつぶされ、筑豊地帯の五万数千人に及ぶ失業者の群は、食うに食なく、着るに衣服なく、実に失業地獄と化しているのでありまして、失対事業や緊急就労も全く焼け石に水の状態であることは委員各位も御承知のことと思います。
以上が、この法律が五年間に果たした総決算でありまして、全く皮肉にも、石炭産業を合理化したのではなく、一そう破滅に導いたのであります。この法律によってだれが損害をこうむり、だれが利益を受けたかは、もはや言う必要もありますまい。
昨今、にわかに「エネルギー革命論」や「石炭斜陽論」がはなばなしく登場し、石炭産業の体質改善が叫ばれています。私どもはこれを全然否定するものではありませんが、石炭産業が今日競争燃料に立ちおくれを示しているのは、エネルギー革命が進行した結果もさることながら、実は政府自身が石炭資本のかかる伝統的な寄生性と頽廃性にはメスを入れないで、これらの法律に示されるような弥縫策を弄して真の近代化を怠つてきたからにほかならないのであります。 前置きが長くなりましたが、それでは今回の法律改正案について私どもの見解を述べてみたいと思います。
まず、本法案の根本的性格が五年前の法律と本質的には大差のないことを遺憾とするものであります。本法案は石炭鉱業合理化審議会の答申案を基礎に作られておりますが、私どもはこの答申案作成の過程においても労働者の意見を述べ、反対して参りました。石炭鉱業の近代化により高炭価を是正し、日本経済の発展に寄与することは、私どものかねてからの主張であり、賛意を表するものであります。
ところで問題なのは、提案理由の第一に、石炭坑の近代化に関する事項を基本計画に定める必要があるといっていますが、その内容についてであります。これは合理化審議会の答申が明白に語つている通り、昭和三十八年度までに十一万人の炭鉱労働者の大量解雇を指すものでありましょう。
現在三井三池においては多数の警官を動員し、正当な労働争議を抑圧してまで、あるいはまた暴力団をも利用し、労働者を刺殺してまでも、これを強行しようとしている、政府、石炭経営者の政策は実に目に余るものがあります。私どもが最も不満とするところは、石炭危機の原因をもつぱらエネルギー革命に帰し、政府、経営者の責任や高炭価の歴史的要因については何らメスを入れず、労働者の大量出血によってのみ能率の向上とコスト引き下げを企図している点であります。このことは長い石炭産業の経営の歴史が物語つております。
私どもはエネルギーの消費技術の変化が進行していることを否定するものではありません。しかしこのことが石炭産業の危機をもたらしているのだという主張は、労働者と国民の目から資本主義の矛盾と、政府、経営者の政策をおおい隠そうとするものでありまして、わが国石炭鉱業の高炭価と低能率は、古い生産機構、すなわち、石炭産業の発展の全歴史を通じて、鉱区の独占による鉱山地代の取得と低賃金労働の搾取に根本的に依存してきたところに原困があると思います。こういう方法で利潤追求の目的が達成されるとすれば、資本にとつては、生産力をほんとうに高めるような生産的投資に努力するよりも、膨大な休眠鉱区を抱きかかえたり、炭鉱で得た利潤を他の産業部門に注ぎ込む方が有利でありましょう。また、機械を入れるよりも、農村その他の潜在的過剰人口を集めて、低賃金と圧制的な労務管理でもって搾取する方が有利になることは指摘するまでもありません。
このような古い生産機構と、これとうらはらの関係にある、不合理きわまる流通機構に対して、根本的な対策は講ぜす、企業利潤はそのままにして、国民経済の美名のもとに、労働者の一方的犠牲を強要する合理化は、古い機構を新しい条件のもとで町生産するだけにとどまり、石炭産業を、真に進歩の軌道に乗せることはできないと思います。
まして、職を失つた労働者に対して、ほとんど見るべき具体的措置も考えず、三年間に十一万人を首切るなどという暴挙は、社会的にも許されることではなく、また世界に類例のないことであります。このような計画を基本計画として法に定めるという、第一の改正点について、私どもとしては反対せざるを得ません。
次に、第二の改正点は、石炭鉱業整備事業団を改組して、石炭鉱業合理化事業団とし、二十一億四千万円を政府が出資して、石炭坑の近代化に必要な資金を貸し付けるということですが、その具体的内容は、縦坑開発資金十八億六千万円、流通機構整備費一億四千万円、中小炭鉱の機械化資金一億四千万円と聞いております。縦坑一本を掘るのに数十億円を必要とするのに、全体で十八億六千万円で一体どれほどのことができるでしょうか。
これでは何もやらないというにひとしいものであります。流通機構整備費についても、現在進められている石炭鉱業審議会生産性部会の結論を見ますと、施設の共同化などのこそくな手段しか考えられていません。これでは何ら流通機構の改革にはなりません。また、中小炭鉱の機械化資金についても、金融の道は閉ざされ、そのため、技術の近代化が一そうおくれている中小炭鉱を、もし本気になって近代化しようとするなら、これだけでは焼石に水というほかはありません。
以上、改正点の第二について、まとめて言うならば、これは合理化を進めるかのごとくであつて、実は逆であります。合理化の看板を掲げ、労働者の大量首切りを合法化しようということに本質があると断ぜざるを得ません。従って、石炭坑を積極的に近代化すべきであるという観点から、本案第二点に反対いたします。
第三は、中小鉱の買いつぶしワクを二百万トン拡大するということでありますが、昨年、私どもの反対を押し切つて百万トンの買い上げワクを拡大したばかりであるのに、今回、さらに二百万トンの拡大が出されるというのは、いかに政府の石炭政策がずさんなものであるかを証明するものであります。これでは石炭産業の危機を克服することはできません。問題は、冒頭指摘したように、根本的な発展のための計画を樹立することにあります。また、炭鉱離職者援護会に交付金を出すことになっていますが、これは買いつぶし促進費であり、十一万人首切り促進のための援護財源にすぎません。
なお、この問題について、特につけ加えたいことは、買い上げ金は失業する労働者の生活費にも回るという趣旨であったのに、事実は全く相違している点であります。現実に、買い上げ後一年以上たつて、買い上げ金の大部分が鉱害賠償その他に持っていかれ、賃金も退職金ももらつていないという例が数多く出ているのであります。
ここで触れる必要もないかと思いますが、社会党提案の石炭鉱業安定法案によれば、まず未開発炭田の開発に、政府出資の特殊会社を設立することになっていますが、今日、金融機関が石炭への投資にちゆうちよしており、また鉱区の独占、鉱区の錯綜が開発を妨害している現状において、低廉な石炭を供給するためには、電源開発特殊会社、石油資源株式会社のごとき開発方式が必要であると思います。
第二点として、石炭は生産に弾力性が乏しく、このことが需給関係の安定を著しく阻害しているのであり、加うるに、石炭の需要の大きなウエイトを占める電力用炭において、豊水、渇水が大きな影響を加えているのであり、これらの制度的解決が必要であります。この点社会党案は、販売会社を設け、流通過程の一元化をはかったことは適当な措置であると思います。しかし運営そのものが、過去の配炭公団の末期のごとき粗悪炭のみが残ることのないような生産会社の協力が必要だと思います。同じ資本主義の国においても、石炭はイギリス、フランス等においては国有方式をとり、ドイツにおいても鉱区の整理が行なわれ、販売も一元化されている事実は十分検討に価すると思います。
最後に、この合理化法の基礎となつた審議会答申は、三年後の出炭規模を五千から五千五百万トンに押え、縮小再生産の方向を打ち出しております。私どもは、この方向自体が石炭産業を合理化し、競争燃料と対抗し得ることにならないと思います。この提案理由は、今の石炭市場の拡大に対して生産制限の結果であると言っていますが、絶対的に需要が拡大している事実に目をおおうものであります。
私どもは、労働者の雇用を安定し、国の資源の開発を促進することこそ、石炭の価格を引き下げ、日本経済に寄与する最善の方法であると信じているものであります。私は今までに幾たびとなく通産大臣を通じ、あるいは審議会等を通じて炭労の見解を発表し、労働者の考え方を入れた石炭政策を打ち出されるよう要請したにもかかわらず、その意見は全く取り入れられず、失業者が続出する中に何らこれに対する労働対策も考慮せず、まさに死の宣告に価するようなこの法律案には残念ながら反対せざるを得ません。
※51年前のコトバが「い・ま」を貫く。何回か掲載することにした。
時々、あっちへいったりこっちへ曲がったりするが順調にすすんでいる。
明日はなんとか「ラスト」をもう一回当たって、なんとか1回荒ーく「通し」てみるか?
稽古を終えてすみだパークスタジオ倉へ。
TPTの『袴垂れはどこだ』(福田善之:作 千葉哲也:演出)を観る。1964年の作品。名作である。コトバの力があふれ出している。世界を変えたいエネルギーが満ち溢れている。福田さんの『オッペケペ』を上演したことがあるが『袴垂れ』もいつかやりたいと思っていた作品。扇田さんに『長い墓標の列』を上演してくださいよ、終演後言われる。劇団員の上田和弘が気持ちよさそうに時代劇している。怪我をしないように気をつけて長いステージ頑張るようにと伝える。照明の金さん、上田と近くの飲み屋。
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雨のトーキョー。
さて、今日も昼・バンチ、夜田園のダブルヘッダー。
様々な「劇評」をhttp://www.ryuzanji.comにアップした。
是非読んでください。
『夢謡話浮世根問』、『ユーリンタウン』と多くの激評が様々なメディアに掲載されている。
うれしい限りである。
9・18 eシフト脱原発シンポ〜こうして作る!原発のない社会/日本青年館 http://e-shift.org
・9・19 原発にさようなら集会―集まれ!5万人/明治公園 http://sayonara-nukes.org<1000万人署名も実施中!>
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9・19/5万人集会へ!!
わたしたちは、福島第一原発事故を受けて、原発社会からの脱却を願い、9月19日の「さようなら原発5万人集会」と「1000万人署名運動」をよびかけている者です。
このたび国会で選出された野田新首相とその内閣は、経済を重視する姿勢を示しています。経済生活の立て直しは、たしかに緊急の課題ですが、そのために原発の再稼働が必要であるという見解が示されていることに、わたしたちは非常に危惧を覚えます。はたして、経済活動は生命の危機より優先されるべきものなのでしょうか。
このたびの原発事故は、いったん深刻な事故が起きれば、土も空も海もすべてが汚染され、人間の生活と記憶の場を破壊する恐怖を示したばかりです。しかも、現在も続く放射能汚染が、今後長期間にわたってどのような影響を与えるのかという不安が拡がっています。
広島と長崎の記憶が深く刻み込まれたはずのこの国で、再び核がその猛威をふるうことになったことをわたしたちは深く悔やみ、ふたたびこのようなことを繰り返すまいという決意を新たにしています。経済優先をいいながら、次の原発事故が起これば、経済活動の基盤である人間の生活や自然まで破壊されてしまいます。そのような巨大なリスクを負ってまで、経済を成長させ続けなければいけない理由がどこにあるでしょうか。
この危機の時にあって、わたしたちは政治に、経済的合理性や生産性ばかりにとらわれない理念を掲げる勇気と見識をもとめます。わたしたちは野田新政権に、核の恐怖からわたしたちのいのちや国土、人類の公共財産である自然を守るという理念を明確に示し、具体化するために、下記のことを要請します。
一、停止している原発は、再稼働させない。
一、老朽化したり、危険性が指摘されている原発からすみやかに廃炉にする。
一、もっとも危険なプルトニウムを使用する高速増殖炉「もんじゅ」と、核燃料再処理工場は、運転準備を停止し廃棄する。
一、省エネルギーと持続可能な自然エネルギーを中心に据えた、新エネルギー政策への転換を早急に開始する。
2011年9月6日
9・19集会、1000万人署名呼びかけ人。
大江 健三郎
落合 恵子
鎌田 慧
宇都宮 健児(賛同人)
3・11以降、コトバ狩り、モノも言えない、自主規制、気持ち悪い状況をブッ飛ばして「街」に出ましょう。今日から様々なカタチの脱原発アクションが・・・・。
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9・11 再稼働反対・脱原発!全国アクション http://2011shinsai.info/node/540
<経産省「人間の鎖」1万人包囲アクション+デモ、原発現地のアクションと連携>
9・11 エネルギーシフトパレード/代々木公園→明治公園 http://www.enepare.org/
9・11 BE-IN集会/明治公園http://www.be-in-tokyo.net/
9・11 新宿・原発やめろデモ!!!!! /新宿アルタ前 http://911shinjuku.tumblr.com/
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9・18 eシフト脱原発シンポ〜こうして作る!原発のない社会/日本青年館 http://e-shift.org
・9・19 原発にさようなら集会―集まれ!5万人/明治公園 http://sayonara-nukes.org<署名も実施中!>
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9・19/5万人集会「呼びかけ文」
わたしたちは、福島第一原発事故を受けて、原発社会からの脱却を願い、9月19日の「さようなら原発5万人集会」と「1000万人署名運動」をよびかけている者です。
このたび国会で選出された野田新首相とその内閣は、経済を重視する姿勢を示しています。経済生活の立て直しは、たしかに緊急の課題ですが、そのために原発の再稼働が必要であるという見解が示されていることに、わたしたちは非常に危惧を覚えます。はたして、経済活動は生命の危機より優先されるべきものなのでしょうか。
このたびの原発事故は、いったん深刻な事故が起きれば、土も空も海もすべてが汚染され、人間の生活と記憶の場を破壊する恐怖を示したばかりです。しかも、現在も続く放射能汚染が、今後長期間にわたってどのような影響を与えるのかという不安が拡がっています。
広島と長崎の記憶が深く刻み込まれたはずのこの国で、再び核がその猛威をふるうことになったことをわたしたちは深く悔やみ、ふたたびこのようなことを繰り返すまいという決意を新たにしています。経済優先をいいながら、次の原発事故が起これば、経済活動の基盤である人間の生活や自然まで破壊されてしまいます。そのような巨大なリスクを負ってまで、経済を成長させ続けなければいけない理由がどこにあるでしょうか。
この危機の時にあって、わたしたちは政治に、経済的合理性や生産性ばかりにとらわれない理念を掲げる勇気と見識をもとめます。わたしたちは野田新政権に、核の恐怖からわたしたちのいのちや国土、人類の公共財産である自然を守るという理念を明確に示し、具体化するために、下記のことを要請します。
一、停止している原発は、再稼働させない。
一、老朽化したり、危険性が指摘されている原発からすみやかに廃炉にする。
一、もっとも危険なプルトニウムを使用する高速増殖炉「もんじゅ」と、核燃料再処理工場は、運転準備を停止し廃棄する。
一、省エネルギーと持続可能な自然エネルギーを中心に据えた、新エネルギー政策への転換を早急に開始する。
2011年9月6日
9・19集会、1000万人署名呼びかけ人。
大江 健三郎
落合 恵子
鎌田 慧
宇都宮 健児(賛同人)
9月11日は、福島原発震災の発生から半年。今なお大地や大気や海への放射能の放出は続き、人や動物や自然を傷つけています。特に、フクシマの子どもたちや原発労働者の被ばくは深刻です。原発安全審査指針の破綻が明らかになっている今、福島原発事故の実態を無視したストレステストによって、停止中の原発の「再稼動」をすべきではありません。泊原発の再稼働を止めれば、来春にはすべての原発が止まります。今こそ、福島原発事故の「不都合な真実」を超えた《怖過ぎる現実》と向き合い、エネルギー浪費を見直し、自然エネルギーへの転換を全力で進めるときです。やれるところからやるしかないのです。
鉢呂経産相が東京電力福島第1原発の視察を終えた8日夜、東京都内で報道陣の一人に近寄って防災服をすりつける仕草をし「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言をした?という。鉢呂氏は9日午前の会見で福島第1原発の周辺市町村を「死の町」と発言(するのならそのことへの政府の責任を明確にすべき)、同日午後にこの発言を撤回して陳謝した。いったいこの国の政治家のアタマはどーなってんだ。政治家というよりニンゲンの質の問題?で、その鉢呂氏は「辞任」した。が、一連の「報道」はすべて真実なのか?「報道陣の一人」がきちんと「証言」すべきだし。鉢呂氏は原発ゼロを公言していた・・・・・・。民主党政権は人事でいつもメチャクチャだな。こんなことやっている暇などねえのに!!それにしてもメディアはヒドすぎる。
9月11(日)〜19(日)は脱原発アクションウィーク。全国から声をあげよう!
集会、デモ、パレード、講演会、上映会、セミナー、チラシまきなど、自分たちで出来る様々なアクションを!
原発なしで大丈夫! 再稼働を止め、脱原発へ!◆アクション登録はこちらから
→http://nonukes.jp/admin/regist_action_form.html
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町聡子:作・演出・・・・処女作だそうである。シンプルに力強く。劇団でしかできない朗読劇。
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その後、「3・11以降の創作の現場」と銘打って被災地のアーティスト・トーク。
「石棺」の演出家青井さんも交えて、仙台の石川さん、福島の黒沼さん、郡山の町さんのトーク。すこしづつ東北の演劇人たちは動き出している。
6月から3回にわたって笹塚ファクトリーで行ってきたフェニックス・プロジェクトも小休止。
実行委員のみなさん、本当にお疲れ様。明日:21(日)のCプログラムまでがんばりましょう。
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交流会で聴いた大方斐紗子さんの「愛の賛歌」の素晴らしさ!!
東北の演劇人たちと遅くまで笹塚の居酒屋でじっくり飲む。郡山の役者藤井びんも一緒。思えば1973年、『女剣劇!三銃士』郡山公演、1990年代の『アトミック・ストーム』いわき、原町公演と福島に行っている。今年11月、郡山で演劇大学必ず、やりましょう!とみなさん。是非!よろしく。
途中で、石川さんの知り合いで私の先輩でもある千賀さんも合流。たのしく、じっくり、つながってイロイロやりましょう。
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それにしても、今日は、まるで秋である。
空気がヒンヤリとして過ごしやすい。シャツ一枚、羽織るものも。花火大会のシーズンだが、今年はまだ、一度も見ていない。
なぜかこの数日「サマータイム」をよく聴く。オペラのソプラノや、ビリー・ホリディ、MJQといったヤツ。ガキの頃から好きな曲。ガーシュインのオペラ『ポーギーとベス』の中の黒人のブルース。スラスラと口から歌詞が・・・
♪Summertime and the living is easy Fish are Jumpi’n and the cotton is high・・・・・なんでだろう?
それにしても、「原発にたよらなくても」生きていけることを立証した「夏」である。輪番操業や個人や企業の節電努力で十分まかなえるのである。原発維持のため、いかに「水増し」で需要予測をしていたがわかるってものだ。北海道の泊3号機営業運転を多くの国民(地元合意とは言えない)の反対を押し切って高橋知事が容認した。そして、民主党の「次の首相候補」に「脱・原発依存」候補がいない!という事実はいったいなんなんだ!これじゃ、菅首相の打ち出した方針もホゴ。原発維持が経済成長になるなんて「いつの時代」の話だ。大震災とフクシマの人々の心を知らない七人のクズども、恥を知れ!いますぐ、解散総選挙!で、「脱・原発依存」の国民投票!もやるべきである。
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笹塚ファクトリーで日本演出者協会の「東日本大震災被災地の舞台芸術家を支援するフェニックス・プロジェクト VOL3」が始まった。
Aプログラムのトップ企画はプレイ・リーディング「石棺〜チェルノブイリの黙示録」(作:ウラディミール・グバリェフ 訳・演出:青井陽冶 出演:水谷八重子・久野綾希子・岡幸二郎ほか)
2幕、2時間45分の大作。チェルノブイリの事故から1年もたたないうちに発表され世界中で上演された。ソ連邦がこの事故を契機に解放・・・崩壊の道を辿る。芸術家の仕事とは何か。
「チェルノブイリで何が起こったのか、包み隠さず真実を告げ、悲劇の原因について、緻密に分析すること・・そして、罪人たちを逃がさないことだ、潔い真実以外に、我々に、未来への道を示すものはない。」この作家の言葉はそのままフクシマに当てはまる。
今日:20(土)は◇Bプログラム:ぜひご来場ください。フクシマの生の声を聞いてください!!◇
◎20日(土)18:00開演@笹塚ファクトリー(京王線笹塚北口駅前)
東北発・新作朗読劇
『愛しき福島へ〜原発から50キロのまち〜』
作・演出= 町 聡子(郡山演劇研究会「ほのお」)
照明プラン=山内祥 音響=佐々木秀紀 小道具=今泉義明 入場料:1500円
福島を取材する報道記者は短期間を条件に訪れ、逃げるように帰っていくという。ここは危険なのか、安全なのか―。何も変わらないいつもの夏の景色の中で、不安を抱えながら暮らし続ける、原発から50キロ圏内の住民の今を描く。出演:岸田弘通/ 佐久間秀男/ 笠松喜美/ 今泉義明/ 岩村 勝/山内 祥/ 寺田ヒロ/ 川島聖子/ 馬場正子/ 町 聡子
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事務所にいくと「非戦を選ぶ演劇人の」の夏恒例のピースリーディングvol.14「核・ヒバク・人間」の構成台本が送られてきていた。2年ぶりの出演、演出は鵜山仁さん、演出補は永井愛さん 丸尾聡さんである。
8/27(土)18:00 8/28(日)14:00
@新宿:全労災ホール/スペース・ゼロで上演です。
リーディングの稽古も始まる。
同時並行で『ユーリンタウン』の歌稽古も・・・・・元気に!楽しく!やろうぜ。
2011・12年度の新執行部。選挙で選ばれた14人。
得票順は以下の通り。
和田喜夫、流山児、坂手洋二、ふじたあさや、宮田慶子、青井陽治、鵜山仁、篠崎光正、菊川徳之助、小林七緒、大西一郎、木村繁、鴻上尚史、西川信広の14人。ずいぶん、選挙で選ばれる顔ぶれが変わったと思う今年度である。もう少し投票率を上げたいと思っている。とにかく「投票」しようよ!!
理事長に和田さんを選出。世代交代の3年とすることを決定。今年から来年にかけて社団法人化するのでこの体制での3年間になる。20年以上協会の理事を務めている。ま、働く理事会でここまできて様々な企画、様々な事業をやってきた。副理事長を宮田さんと引き続いてやることに、大西君も事務局長。3期目の和田ー流山児・宮田・大西体制である。
推薦理事は世代交代という事で若いメンバーを選ぶ、と同時に東北、九州ブロックから。演出者協会は個人加盟の全国組織、700人余りの会員がいる舞台演出家唯一の協会である。
やることは、いっぱいある。積極的に、今後も、地域の演劇人との交流・共同事業を推し進めている。わたしは「協会の黄門様」というわけで、いろんな町へ行くことが義務付けられているんだが・・・・。
今年も、協会では秋9月には中津川演劇キャンプ、2012年1月には東京・大阪・福岡で日韓演劇フェスティバルというビッグイベントが控えている。
8月も被災地の芸術家支援イベント:フェニックス・プロジェクト企画が、いま、笹塚ファクトリーで21(日)まで上演中。
ぜひ、多くの若手演出家に入会してもらいたいものである。そうか、在外研修=海外留学推薦制度もありまっせ。かくいう、俺が協会に入会した理由は、約、20年前?の3か月ロンドン留学のためなんだから・・・・。
・・・・・・
面白い仕事の依頼が・・・・。
ま、じっくり考えてみる。
来年から、もう少し、じっくりしたスケジュールにしなきゃ。
・・・・・・
ゲリラ雷雨。
が、少しは涼しくなってきた。
原稿2本・・・・・今日中。
今日は笹塚。あれ、25℃?である。
東日本大震災被災地の舞台芸術家を支援する事業
☆フェニックス・プロジクト シアターライブin笹塚vol.3☆
被災地の心に灯をともそう!
8 /18(木)〜21(日)会場:笹塚ファクトリー
笹塚ファクトリー 京王線「笹塚」駅 北口スグ(東京都渋谷区笹塚1丁目56-7 京王笹塚ビル地下2階 ☎03-5371-4655)ホームページ:http://phoenixpro.jimdo.com/
3月11日の大震災によって被災地の舞台芸術家は、イベントや公演の中止、また日常の仕事を失う等、過酷な状況下にあります。しかし彼らはボランティア活動を行い、自分たちが芸術によってできることを日々模索しあい、行動を起こし始めています。私ども日本演出者協会では、このような舞台
芸術家の活動を支援するための〈支援金募集〉と〈ともに考え合う場〉を作ることを目的としたチャリティー・イベントを連続して行うことを決定いたしました。ぜひご参加ください!(日本演出者協会 理事長 和田喜夫)
参加団体
◇Aプログラム◇
8/18(木)〜19(金)
朗読劇『石棺 チェルノブイリの黙示録 』
作=ウラディミール・グバリェフ
訳・演出= 青井陽治(マイケル・グレニーの英語訳に拠る)
18日(木)19:00 開演/19日(金)15:00(追加公演)、19:00開演/20日(土)14:00開演
25年前、チェルノブイリ原発の事故後2ヶ月の旧ソ連で、「プラウダ」の科学記者であったグバリェフ氏が、そのレポートを「戯曲」というかたちで書いた芝居。翌87 年には、RSCや劇団俳優座で緊急上演された作品ですが、今、再びこの戯曲の問い掛けと向き合います。19(金)15時の追加公演決定!!
出演:水谷八重子/ 久野綾希子/本多 都/ 瀧本真己/ 尾川詩帆/ 村岡ミヨ/ 初風 諄/新井康弘/ 岡幸二郎/ 清水友陽/ 松田洋治/ 碓井将大(D-BOYS) / 黒田耕平/小山貴司/ 田口守/ 伊藤栄之進/ 林田和久/ 鈴木章生/ 北川能功/ 永野和宏/ 田中 覚
◇Bプログラム:注目作品。ぜひご来場ください。フクシマの生の声を聞いてください!!◇◎20日(土)18:00開演
東北発・新作朗読劇
『愛しき福島へ〜原発から50キロのまち〜』
作・演出= 町 聡子(郡山演劇研究会「ほのお」)
照明プラン=山内祥 音響=佐々木秀紀 小道具=今泉義明
福島を取材する報道記者は短期間を条件に訪れ、逃げるように帰っていくという。ここは危険なのか、安全なのか―。何も変わらないいつもの夏の景色の中で、不安を抱えながら暮らし続ける、原発から50キロ圏内の住民の今を描く。出演:岸田弘通/ 佐久間秀男/ 笠松喜美/ 今泉義明/ 岩村 勝/山内 祥/ 寺田ヒロ/ 川島聖子/ 馬場正子/ 町 聡子
◎20日(土)18:40開演
被災地のアーティスト・トーク「3.11以降の創作の現場」3.11以降宮城県内を巡演している石川裕人さん、3.11で公演中止を余儀なくされた福島の黒沼辰巳さんをお招きして、お話を伺います。出演=黒沼辰巳( 福島・劇団ビーホワイト)・石川裕人(仙台・Theatre Group"OCT/PASS " )他
◎20日(土)20:20 〜
交流会+ライブ!
トークの後は「東北の地酒」で乾杯☆ 交流会の最中に行われるスペシャルライブもお見逃しなく!
ライブ出演:●トダタダシ(Vo/ Gt)/堀田秀顕(Ba)●大方斐紗子
◇Cプログラム◇
◎21日(日)13:00開演
『みんなと雨ふり』
作=鈴江俊郎 演出:深寅 芥(空間ゼリー) 演出助手:綿貫 梓
協力=奥山すみ玲、大島 陽、日本大学芸術学部有志、JOYJOY ステーション
日大芸術学部の大学1年生が、鈴江俊郎さんの戯曲を、ただただ愚直に、等身大で”今の僕ら” を描きます。なぜ、演劇したいの?なんで、劇団を作るの? 仲間って、何? いまどきの18歳。2011年夏。出演=諸藤優里/入江真帆/伊藤修平/相馬寿樹
◎21日(日)13:50 開演
リーディング
『カラカラ』
作・演出= 深津篤史
協力=(株)ケイファクトリー、青年座、フレッシュハーツ
95年に起きた阪神淡路大震災をモチーフに避難場所となった体育館を舞台とした作品です。同年初演。出演=小林隆/尾身美詞/大本淳/青山祥子/辻京太/吉岡亜紀子
◎21日(日)16:30 開
被災地のアーティスト・トーク
「定点報告とクリエイションの可能性」
3.11 から5ヶ月。vol.1、vol.2 に引き続き、「各地の状況がどう変化してい
るか」を定点報告してもらいながら、ご自身の創作についてお話頂きます。
出演=くらもちひろゆき(盛岡・架空の劇団) /大信ペリカン(福島・満塁鳥王一座) 他
◎21日(日)18:00 〜
笹塚フィナーレ大交流会 +ライブ!!
vol.1、vol.2の出演者が大集合☆ 飛入りパフォーマンス有!
ライブ出演:●リトルフェニックスバンド・フルハシユミコ(馬頭琴他)/竹内 武(ベース)/三入梨沙(キーボード)
<料金>(全席自由)
★Aプログラム2000 円
★B・C各プログラム1500 円
※Aプログラムチケットご購入の方はプラス500円(引換券購入)でB、C のプログラムをご覧頂けます。
<予約方法@>CoRich予約フォーム
*P C 用→ https://ticket.corich.jp/apply/29922/
*携帯用→ http://ticket.corich.jp/apply/29922/
<予約方法A・お問い合わせ先>日本演出者協会
〒160 -0023 東京都新宿区西新宿6 -12-30 芸能花伝舎3F TEL : 03-5909-3074 / FAX : 03-5909-3075 http://jda.jp/
※ファックスでご予約の際は、「氏名、人数、連絡先」をご明記の上、お申込みください。※交流会のご飲食代は別料金となります。
【このチャリティー・イベントの収益金は被災地の舞台芸術家団体に送ります。】