流山児祥オフィシャルブログ『祥 MUST GO ON!』

公演情報
楽塾創立20周年記念公演
『すももももももモモのうち』


【作】佃典彦
【演出】流山児祥
【出演】
〈楽塾〉
いそちゆき 河内千春 川本かず子 桐原三枝 阪口美由紀 佐野眞一 関口有子 高野あっこ 辻洋子 内藤美津枝 二階堂まり 西川みち子 平山郁子 みかわななえ 村田泉 めぐろあや
〈流山児★事務所〉
流山児祥 柏倉太郎 山下直哉 森諒介 星美咲 橋口佳奈 竹本優希

【日程】
2017年5月3日(水・祝)〜6日(土)

【会場】座・高円寺2(東京都)

【チケット】
指定席(一般) 3,500円ほか
3月3日(金)より発売

【お問合わせ】
流山児★事務所
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com


だいこん・珍奇なゴドー
だいこん・珍奇なゴドー



【作】戌井昭人
【演出】流山児祥
【音楽】栗木健
【振付】北村真実
【出演】
塩野谷正幸、佃典彦、伊藤弘子、月船さらら、山崎薫、栗原茂、谷宗和、大久保鷹、土井通肇
佐藤華子、里美和彦、冨澤力、柏倉太郎、平野直美、星美咲、橋口佳奈
演奏/栗木健、諏訪創

【日程】
2017年3月15日(水)〜22日(水)

【会場】ザ・スズナリ(東京都)

【チケット】
指定席(一般) 4,000円

公演詳細はこちら
流山児★事務所
2017年度新人募集
《二次募集》
劇団で活動することに興味がある人を募集します。

【募集人員】
6名 (俳優・スタッフ・制作)
18歳以上35歳未満。
国籍不問。心身ともに健康な男女

【第一次審査:書類選考】
以下を流山児★事務所まで郵送してください。
(1)履歴書(連絡のつく電話番号とメールアドレスを記載のこと)
(2)写真1点(バストアップ)
(3)作文「流山児★事務所に入団してやりたいこと」(400字程度)
応募〆切:2017年4月5日(水)必着

【第二次審査:実技・面接】
書類選考通過者のみ、連絡いたします。
審査日:2017年4月8日(土)午前
※実技審査料3,000円は当日持参のこと。
※スタッフ・制作は面接のみ(無料)です。

【入団後の活動】
流山児★事務所の活動に準じていただきます。
優秀な新人は劇団公演、海外公演などに参加できます。

【入団後の費用】
(1)入団金:50,000円
(2)研修費+稽古場維持費:月額10,000円(月納)
※入団1年後には稽古場維持費:月額5,000円のみとなります。

【お問合せ・応募先】
流山児★事務所 新人募集係
〒162-0045 東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com
CD/DVDを買う
続オールド・バンチ〜復讐のヒットパレード!〜 DVD

続々オールド・バンチ〜カルメン戦場に帰る〜 DVD
「続オールド・バンチ〜復讐のヒットパレード!〜」「続々オールド・バンチ〜カルメン戦場に帰る〜」DVD発売中!
その他公演パンフレットなど
 ≫詳しくはこちら

日本劇作家協会のアピールを日本演出者協会も支持し、
「安全保障関連法案」「集団的自衛権行使を認める閣議決定」の撤回を求めます。
2015年9月1日

● 「安全保障関連法案」「集団的自衛権行使を認める閣議決定」の撤回を求めるアピール●

日本劇作家協会は、昨年7月14日、「集団的自衛権行使を認める閣議決定に抗議し、撤回を求める緊急アピール」を発表しました。
その末尾で私たちは「この閣議決定に基づく全ての法案提出にも反対します」と表明しました。
実際、今年7月16日に衆議院で強行採決された「国際平和支援法案」「平和安全整備法案」からなる安全保障関連法11法案は、ほぼすべての憲法学者が違憲と指摘するものです。

また、2013年に強行採決された「特定秘密保護法」では、国民の知る権利が担保されておらず、政府が「何が秘密なのかを永遠に秘密にできる」内容であり、憲法違反が仮にあっても、それを指摘することすら困難となります。

過去の議論を無視した憲法の否定や、国民への説明の軽視は、私たち劇作家がよって立つ「言葉」の力を踏みにじることに他なりません。表現者・言論人の取材活動と表現活動を支えるのは、憲法の根本原理たる市民的自由です。
私たちは表現者として、このたびの強行採決に反対し、一括法案の廃案と、あらためて「集団的自衛権の行使を認める閣議決定」及び「特定秘密保護法」の撤回を求めます。

2015年8月11日 
 
一般社団法人 日本劇作家協会 
一般社団法人 日本演出者協会 (9月1日付)
2015-09-03 14:36 この記事だけ表示
8月30日午後5時、石川県白山市松任のライブシアターで27(木)から4日間で創りあげた演劇大学IN石川『狂人教育』(作:寺山修司)満員札止めの発表会。仕込が長引いて(でも、とっても素敵な舞台美術となる。)ゲネプロなしのぶっつけ本番となる。

8・30デモ全国100万人デモの意義を書いている北陸中日新聞の「社説」を読むオープニングから始まって30分の歌って踊って叫示する疾走劇を10人の老若男女が創りあげた。

期せずして、国会前&全国およそ300箇所で「戦争法案反対」の声を上げた全ての人々に感謝と連帯の込めた劇になった。本当にお疲れ様でした。これからも素敵な劇を石川で創ってください。「劇作・演出講座」を担当していたのは坂手洋二、連日22時過ぎに稽古終了のため軽く呑むぐらいしか出来なかったが、ま、久し振りに坂手君ともバカ話。それから、2年続いてこんなわたしと付き合って大変だった若手演出家の本庄君、お疲れ様、なんか俺でできることがあったら、いつでも、呼んでくれ。今度こそ、ゆっくり、呑もうぜ。連絡頂戴。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「大きな集会やデモがあっても、少し離れると、無人の光景がひろがっている。そんなことが多い。でも、今日は違っていた。そのことを確かめるために、ぼくは一時間近く歩いていた。何が起こっているか知りたかったから。ほんとうのことを知りたかったら、自分で歩いて確かめればいい。それだけのことだ。
 議事堂前に人が溢れたので、その周辺で彼らは声をあげることになった。もしかしたら、空撮でも写らない小さな場所にたくさんの人がいた。地下鉄の駅からたえずプラカードを持った人が出てきて、集会から帰る人に「ご苦労さま」と声をかけた。どのくらいの人が集まったか誰にもわからないだろう。
 議事堂前から、大回りをして公園を通り抜け、外務省上から地下鉄・霞ヶ関、折り返して地下鉄・国会議事堂前を通り、帰宅した。そのあらゆる場所に人が溢れ、小さな集会があって、小さな声でスピーチがされていた。これらの声は、報道されることはないだろう。議事堂を囲むように、たくさんの人がいた。」(高橋源一郎)

「ここに来て、民主主義を取り戻す、憲法の精神を取り戻すことは、まさに、憲法を自分たちの血肉化することだと思うんです。とても大事な時期だと思います。憲法というのは世界の歴史を見ると、何世紀も前から自分たちの命をかけて戦い取ってきたものです。もしかしたら、日本の歴史の中では、明治憲法しかり、日本国憲法しかり、自分たちが命をかけて日本人が戦い取ってきたものではなかったかもしれないけれど、今、まさにそれをやろうとしているのです。
 僕たちにとっては、イギリス人にとっての『マグナ・カルタ』であり、フランス人にとっての『フランス革命』に近いものが、今、ここで起こっているのではないかと思っています。 ぜひ、これを一過性のものにしないで、あるいは仮に安保法案が通っても、そこで終わりにしないで、ぜひ守り通して、行動を続けていって欲しいと思いますし、僕も皆さんと一緒に行動してまいります。どうもありがとうございました」(坂本龍一)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フツーにデモする光景、これでいいのである。不当に感じたら声を出す文化それがデモである。そしてわれわれが「主権者」なのである。主権者=民意を聞かぬファシズム国家、それを支える翼賛メディア。まだまだこの戦いは続く。
・・・・・・・・
 で、寒い?トーキョーに帰ってきた。
それにしても金沢まで2時間半、近くなった。

明日から9月新作「西遊記」の稽古が始まる!

「西遊記」の予約
https://www.quartet-online.net/ticket/saiyuki?m=0abjgca で受付け中
2015-08-31 10:56 この記事だけ表示
マクベスを終えて、次は10月「西遊記」です。
「田園に死す」以来久しぶりの天野天街(少年王者舘)の「新作書き下ろし」です。音楽は鈴木慶一さん、「世界を旅する」演劇を目指して、9月1日からSpace早稲田で稽古イン!

これまた「義賊☆鼠小僧次郎吉」に続いてV.銀太以外劇団員のみの座組。
2015年の秋、暴れまくります。10月15(木)四日市市文化会館で幕を開け、津を旅し22(水スズナリで東京初日、2016年3月にはインドネシア4都市、タイ・バンコックをツアーします。

「西遊記」では、私は「役者に専念」して、楽しみます。
ぜひ、スズナリにおいで下さい。
・・・・・・・・・
流山児★事務所の世界を旅する「西遊記」!

天界、 妖怪入り乱れ、三蔵法師が孫悟空、猪八戒、沙悟浄を従え、天竺を目指す冒険活劇「西遊記」を鬼才:天野天街が前代未聞の歌謡冒険活劇に創り上げ、異次元・異空間に誘います。
音楽は『座頭市』や『アウトレイジ』、『ゲゲゲの女房』など映画音楽も手がけるムーンライダーズの鈴木慶一。

ジャパンカルチャーの旗手が夢のタッグを組み、世代、性別、言語を超えて楽しんで頂く冒険宇宙を創り上げます。

民衆の「自遊空間〈アジール〉」それが「旅する劇場」です。

あなたの街に「西遊記」がやってきます。
ふらりとおいでください。

企画・芸術監督: 流山児祥
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 2015年10月22日(木)〜28日(水)@下北沢ザ・スズナリ
『西遊記』
作:天野天街(少年王者舘)
音楽:鈴木慶一(ムーンライダーズ)
企画・芸術監督:流山児祥

  22(木) 19:30
  23(金) 19:30
  24(土) 15:00
  25(日) 15:00
  26(月) 19:30
  27(火) 15:00 / 19:30
  28(水) 15:00

CAST
  伊藤弘子
  上田和弘
  イワヲ
  谷宗和
  甲津拓平 
  小林七緒
  平野直美
  坂井香奈美
  五島三四郎
  佐原由美
  V・銀太
  流山児祥
※全席自由(入場整理番号付)
  一般 前売  3,000円
  学生 前売   2,500円 
  初日割引    2,500円(22日のみ)
  Ryu’s会員   2,400円
**当日券は一律500円UPとなります
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「西遊記」の予約
2015-08-25 20:22 この記事だけ表示
全員満身創痍、しかし、はっきり、くっきり、私達のやりたい事を満員の観客の元に届けることが出来ました。

創立30周年記念公演、「どんぶりの底」「チャンバラ」「くるみわり人形」「新・殺人狂時代」「マクベス」の5作品は「ニッポンの現在」を照射し、連日満員、多くの観客を動員し大ヒット公演となりました。

ほんとうに、多くのお客様に支えられている事を実感した連続公演でした。
全国のみならず、海外からも多くの皆さんがスズナリ、座高円寺1、2に。
新しい出会い、長い間の友人達との久し振りの再会、イロイロ在りました。
これからも「前を向いて」突き進みます。

今日は片付け、劇団企画委員会、劇団総会。
9月1日から天野天街(少年王者舘)の新作「西遊記」の稽古が始まります。
「旅する劇場」シリーズの最新作です。
10月、四日市、津と回ってスズナリ、来年3月はインドネシア4都市、タイのバンコックを旅します。

乞う、ご期待!

私も久し振りに役者です!!観てね。

「西遊記」の予約
https://www.quartet-online.net/ticket/saiyuki?m=0abjgca で受付け中です
2015-08-24 12:33 この記事だけ表示
 
「安保法制と安倍政権の暴走を許さない演劇人・舞台表現者の会」のよびかけ人の一人として多くの賛同者を募ります。是非情報拡散を!


 私たちは、安保法制関連法案に反対です。
 私たちは、安倍政権の暴走を許しません。

 ほとんどの憲法学者が違憲とし、多くの国民が反対し、説明も十分でない安保法案を、安倍首相は今国会で強引に成立させようとしています。

 この行為は立憲主義と民主主義の破壊です。私たちはこの暴挙を許しません。
また、この法案は、政府が戦争と言わない派兵・出動をもって国民を戦争状態に追いやり、国際平和と国民の生命を危険にさらす極めて高い可能性を有する法案です。私たちはかつて、文化芸術が戦意高揚のために使われ、多くの芸術家が戦禍に倒れ、弾圧され、投獄された痛苦な経験を持っています。

 その深い反省から、舞台芸術にかかわる私たちは、安保関連法制法案に断固反対します。
また、この間の国民の意思に反した安倍政権の「暴走」を許すことはできません。選挙で多くの議席を得ているからと言って、国民は安倍首相と政権に憲法に反する法案を成立させる委任をしたわけではありません。
 私たちは、表現のジャンルを超えて、安倍首相と安倍政権の「暴走」に断固反対の意思を表明し、憲法に基づき、国会が徹底審議をつくして、安保法案を廃案とすることを強く求めます。

安保法制と安倍政権の暴走を許さない演劇人・舞台表現者の会
2015-07-30 09:21 この記事だけ表示
 こんな時代である。以下記しておく。


BY山口二郎氏


 安保法制をめぐる議論を契機に、日本における政治文化の分極化が明らかになっている。1つの流れは、反知性主義である。もう1つは、民主化を進める市民文化である。

 反知性主義は、ナショナリズムを掲げる運動やメディアの一部だけでなく、政治の世界に浸潤している。そもそも安保法制自体が反知性主義の産物ということもできる。多くの憲法学者は内閣法制局長官経験者が安保法制を違憲と断じているが、政府はこれに対してまともに反論できていない。日本の自衛隊は自国を守るために武器を保持することを許されているのであり、他国を防衛する集団的自衛権の行使は憲法上ありえないのである。国会における法案審議では、安倍首相や中谷防衛大臣は質問に答えず、議論をはぐらかすことの連続であった。集団的自衛権を行使すれば、自衛隊員のリスクは高まるし、相手方からは日本国内でテロを仕掛けられるかもしれない。しかし、政府は自衛隊員に危険は及ばないとか、国民の安全は高まると、妄想とも思える主張をしている。このように、日本の政治指導者は、論理や客観的な事実認識を放棄するという点で、反知性主義に染まっている。

 文化の世界では、反知性主義をむき出しにした作家や政治家が差別や偏見を煽っている。先日自民党の文化芸術懇話会という会合で、講師として招かれた百田尚樹という小説家は、中央政府に批判的な沖縄の2つの地方紙をつぶせと言い、自民党の議員はスポンサーに圧力をかけてテレビの報道を統制しようと気勢を上げた。しかも、政治家や保守的なジャーナリストはそのような妄言を言論の自由と正当化した。デマを飛ばして他人を貶めたり、自由を否定したりする議論が、言論の自由の下でまかり通っているのが今の日本である。そうした風潮の中で、韓国に対する蔑視を煽る言説が続いていることについて、私は日本人の一人として申し訳なく思うし、そのことに憤っている。

 反知性主義は政党を劣化させている。自民党はかつての視野の広さやバランス感覚を失っている。安倍政権が安保法制を推進することについて、党内から批判の声がほとんど出てこない。安倍首相が失敗した時に、事態を収拾する次のリーダーが不在である。これは自民党にとっても、日本にとっても危機である。

 他方、安保法制に反対する運動を契機に、新しい市民文化が現れ、広がっていることも確かである。2011年の福島第一原発の大事故を契機に、脱原発を求める市民運動が広がった。自民党政権の復活によってこの運動は縮小したが、持続していた。そうした運動に加えて学生を中心とした新しい運動が世論を作り出している。学生はラインやメールで組織を広げ、数千さらには数万の市民を国会議事堂の周辺に集めることに成功している。こうした学生を見て、学者も沈黙を保つことを恥じ、安保法制反対や、戦後70年談話において侵略への反省と謝罪を明らかにすることを求めることなど、政治的発言をするようになった。安保法制の強行採決を契機に、安倍内閣の支持率は低下し、50%前後を保っていたものが40%を切る水準まで低下し、多くの調査では不支持が支持を上回るようになった。

 また、2020年の東京オリンピックのために新しい国立競技場を作る件では、総工費2500億円の計画が一旦決定され、事業の発注も行われたが、国民からの余りに強い批判の前に、安倍首相は計画の白紙撤回を余儀なくされた。この件は、税金の使い道に関わる問題であり、国民は具体的な怒りを抱いたのである。世論が無力でないことは、この一件で証明された。
 
 東アジアでは、韓国や台湾で学生の運動から始まって民主化を求める運動が行われた。日本はアジアにおける民主主義の先駆者という自己規定を持っており、隣国の運動を好意的に見ているつもりだった。しかし、日本の民主主義は政党や議会における形式的なものにとどまっていたのだ。1960年には、安倍晋三の祖父、岸信介首相が進める日米安全保障条約に反対する大規模な抗議運動が起こった。しかし、その後は運動の文化は消滅した。市民が重要な政策について自分の意見を表明するために日常的に街頭に出て声を上げるという習慣が身についたのは、2011年の脱原発運動以後の話である。むしろ、韓国などの民主化運動の後を日本が追いかけ、新しい政治文化を作ろうとしているというべきである。

 今、戦後70年の夏、日本の民主政治は大きな分岐点に差し掛かっている。自己中心主義と思考停止の中で戦後民主主義の築いた平和と安定を壊すのか、新しい市民文化が民主主義を成熟させるのか。8月に戦争と平和を考える中で、日本国民が正しい選択をすることを願う。

山口二郎・法政大学法学科教授(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
2015-07-20 12:41 この記事だけ表示
新人の稽古を終えて、稽古場の天井の水漏れで業者のヒトと話していると、制作の米山から演劇評論家の扇田昭彦さんの突然の訃報を聞く。
まさか、そんな馬鹿な、嘘だろう!と、思った。

劇作家協会からの訃報を見る。悪性リンパ腫のため入院1週間で突然の逝去の報。「今月中旬まで、通常通りに原稿を執筆していたというが、不調を感じて受けた検査で最初は原因がわからず、やがて悪性リンパ腫が発覚。1週間の入院後、昨22日午後9時1分に亡くなった」とのこと。葬儀・告別式は近親者のみで営み、後日、お別れの会を開く予定だという。喪主は拓也くん、さぞや、お悔やみのことと思う。それにしても、死はいつも「理不尽の魔」である。

扇田さんと会ったのは45年以上前である。早稲田小劇場の研究生の頃、私の処女作「マシンガンジョー:不知火心中」という作品を褒めてくれ、劇評を書く、といってくれたとき、私は「ブル新(ブルジョワ新聞)朝日新聞」の記者なんかに劇評なんか書いてくれなくて結構!と、若気の至りで毒づいた。21歳のガキの頃である。1970年、ニューミュージックマガジンという雑誌で「新しい地平から来るもの」というタイトルで演劇団と東京キッドブラザースを取り上げてくれた。あれから45年、扇田さんは唐さん・寺山さん・忠さん・信さんを初めとした現代演劇のトップシーンを最良の理解者として伴走してくれた。「マクベス」・「ハイライフ」・「ユーリンタウン」・「狂人教育」といった作品を高く評価してくれた、時には辛らつな批評もあった。が、多くの演劇人が扇田さんの「劇評」で育っていったのが《事実」である。

高取のツイートで思い出した。劇作家大会で扇田さんと激論になった記憶もある。扇田さんとは、思えば何度も喧嘩していた。面白かった。熱い思いを持った劇評家がきちんと「いた」!のである。淋しい。

また、扇田さんの「日本の現代演劇」(岩波新書)という名著がある。この中の私はヒトの芝居をつぶしにゆくタダの「暴れん坊」である。

いつか、この時代の事をキチンと扇田さんと検証=自己批判も含めて、しようと思っていたが、結局、出来ずじまい。ま、これはこれでいい。

ま、みなさん、誰かに書かれた歴史等=正史などは存在しないし、信じない方がいい。わたしの体験した半世紀のアングラ・小劇場の時代を、いつか整理したいと思っていたが扇田さんはもういない。

それにしても、現実感がない。これから、劇場に扇田さんの姿がない、事を想像するのが・・・・・。「新・殺人狂時代」の稽古場でこの訃報を知った役者達も愕然としている。演出家の日澤くんも「えっ!」であった。

ケラさんが素敵なコトバで扇田さんを送っている「もう扇田さんに観てもらえないのだと思うと本当に、本当に寂しいけれど、これまでずっと観てもらえて、俺も、作品も、幸せでした。ありがとうございました。あの柔らかな物腰で語ってくれた沢山の言葉を反芻しながら、これからも舞台を創り続けていきます。」演劇人の全てが思う、あの「柔らかな物腰」・・・まさにその通りである。

扇田さん、長い間、本当に有難うございました。
ごゆっくりお休み下さい。
合掌。
2015-05-23 20:20 この記事だけ表示
楽塾公演を終えて、今日は稽古場整理。
夕方から劇団総会。
今年度のラインアップの確定。
総会を終えて即、新人発表会の本読み、キャスティング。
テキストは久し振りの寺山修司『狂人教育』、夏目漱石『夢十夜』、岸田國士『秋の対話』の3編。
明日から肉体訓練、ストレッチの上田和弘ワークショップを経て18(月)から2週間ワークショップで作り上げ31(日)夜には発表会の予定。

というわけで、明日7(水)〜18(月)まで急遽、イタリアとパリに行ってきます。
来年の秋当りにヨーロッパに行こうかなあ?なんて妄想しているので、ふらりと、ミラノスカラ座とイタリアの小劇場でも観てこようと思ってます。

ただし、まったく、イタリア語もフランス語もわからないのでどうなるかいやはや楽しみである。では、いってきまーす。

なお、「新殺人狂時代」は18(月)稽古インです。
流山児★事務所創立30周年記念公演第四弾
『新・殺人狂時代』

作:鐘下辰男(演劇企画集団ガジラ):新作書き下ろし  
演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ) 
企画・芸術監督:流山児祥

2015年6月24(水)〜28(日)7ST   金・土は14時・19時 日14時
@下北沢ザ・スズナリ

【出演】浅井伸治(劇団チョコレートケーキ)・岡本篤(劇団チョコレートケーキ)・西條義将(モダンスイマーズ)・白井圭太(温泉ドラゴン)・伊原農(ハイリンド)・佐野陽一(サスペンデッツ)・日下部そう/塩野谷正幸・上田和弘・イワヲ・里美和彦・木暮拓矢・五島三四郎(以上流山児★事務所)
 
【全席指定】前売:4000円 当日:4300円 U25・学生:320
2015-05-06 22:34 この記事だけ表示
昨日は最後の休み。
わたしは豊島区区長・区議会議員選挙の期日前投票に行ってきた。で、文芸座で高倉健特集マキノ雅弘監督「任侠列伝」「総長への道」の2本を見る。シニア世代、それもオヤジ達でいっぱいの館内。「健さん!」の声も飛び、拍手も起こる久々に大昔のオールナイト上映の文芸座が甦っている映画館。これはこれでいい。それにしてもマキノ雅弘監督はまさに巨匠の名のふさわしい映画作家である事を認識。パターンの中に唸る職人芸。

その後、早稲田の事務所で11月・12月の福島の劇団ユニットラビッツとのコラボレーション公演の予算会議。制作担当の阿萬、米山と3人で知恵を絞る。大変な公演が予想される1ヶ月近くの郡山での滞在型の共同制作。会議を終えてSpace早稲田へ。この1週間あまりセットや小道具つくりで「徹夜」が続く新人達と太郎、イワヲチーム。休みだというのに小道具や布類が散乱。裕美は地べたに寝ている。ま、いつもの光景である。

で、初日まであと1週間となった。
今日は午前中からサボのメイクレクチャー3時間。
で、ダンスのチェック。小返し、18時から4回目の「通し」
・・・・・・・・・・・・・・・・
以下は「くるみ割り人形」の挿入歌

「ゆりかご」
ゆりかごには 花がいっぱい
家のない子の たんじょう日
人形たちの夜がきて
クララと一緒に 踊りだす
ルナルナ ルナルナ ルーナ ルーナ ルララ
ルナルナ ルナルナ ルッララ ルッララ ルラーラ
ゆりかごには 花がいっぱい
きょうはクララの たんじょう日
人形たちがあつまって
月夜にひらく 舞踏会
ルナルナ ルナルナ ルーナ ルーナ ルララ
ルナルナ ルナルナ ルッララ ルッララ ルラーラ

「いびつな家」
いびつな家
いびつな家に いびつな時計
なかに住んでる いびつな男
いびつな夜に 迷いでて
いびつなねずみと あそぶのさ
それ ディッドル ディッドル ディッドル
チャオ チャオ チャーオ
いびつな城に いびつな時計
なかに住んでる いびつな人形
いびつな夜に 迷い出て
いびつなネズミと あそぶのさ
それ ディッドル ディッドル ディッドル
チャオ チャオ チャーオ

※ 5月2(土)〜5(火):6ステージ@座高円寺2

3(日)マチネ:残り5枚。

他のステージはすべて「大いに余裕あり」です。

流山児祥予約は→https://www.quartet-online.net/ticket/kurumi?m=0abjgca … …
2015-04-25 10:48 この記事だけ表示
なぜか、昨夜はわたしの母校である東葛飾高校の7歳下の後輩3人と新宿で呑んだ。

座・高円寺でドキュメンタリーフェスティバルをやっている後輩の清水さんがさそってくれたのである。

ションベン横丁のかぶと→ぼろが→ゴールデン街:双葉と5時間近くとにかく呑んだ。余語さん、清水さん、太田さん、3人はバンド仲間でもある。余語さんは北部中の後輩でもある。先生の話や昔の恋人の話から3・11から、クラシック、でもってオペラ「魔笛」まで。

いやあ、面白い後輩達である。小さい子どもをつれて1年間世界一周をやってきたという清水さんはドキュメンタリーの世界の人、せんべろ(1000円でべろべろになるという事)の達人やら・・・・。

そのうち、柏で「流山児先輩を囲む会」をやりたいとのこと。「ま、呑み会だったらいいよ。」と返事。それにしても、ゴールデン街の双葉は初めて入った店。50年以上営業している店。2階はきしめん居酒屋、このきしめんが美味い。大昔の新劇青年たちの話も聞けて面白かった。

それにしても呑みすぎた。久し振りに二日酔いである。7歳わかいやつらには適わないな。
2015-04-15 16:43 この記事だけ表示